過去の火災から学ぼう第1話で、火災調査とは、「全ての火災の原因及び損害を明らかにするとともに、将来の火災予防施策及び警防対策に必要な基礎資料を収集し、もって市民生活の安全を図ることを目的とする。」と定められているという話をしました。
今回は火災の損害についてのお話です。
火災が発生すると、大切な財産を失ってしまう、いわゆる「損害」を受けます。
火災の損害には、燃えたものの損害として「焼き損害」、消火のために受けた損害として「消火損害」、火災によって発生した煙などによる損害を計上する「その他の損害」の3つに分けることができます。
一つの火災により何が燃えて、どのくらいの損害があったのか、「焼き損害」、「消火損害」、「その他の損害」を調査し、合計した損害額を統計として残す必要があります。
また、損害額を公表し火災の恐ろしさを周知することで、火災予防につなげていくという目的があります。
さらに、損害額の中でも「消火損害」を調べることにより、その火災で消防隊がどのような活動をしたのか、どのくらい放水したのかなど、消火活動を検証し、改善していくための資料にもなります。
今回は建物火災の損害額についてお話しします。
岡山市消防局管内と岡山市南消防署管内について過去5年間(平成27年から令和元年)の建物火災について、1件あたりの平均損害額を比較してみます。
岡山市消防局管内の平均損害額は369万5千円であるのに対し、南消防署管内の平均損害額は463万5千円です。
なお、建物火災1件あたりの焼失面積の平均は、岡山市消防局管内が143.67平方メートル、岡山市南消防署管内が139.04平方メートルという結果でした。
※ここでいう建物とは住宅、コーポ、マンション、工場、倉庫等を総称したものです。
引き続き一人ひとりの心がけで火災を1件でもなくせるように、火の取り扱いには十分注意してください!
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