出典:消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/)
煙をまとい立ちのぼる炎は、周囲の空気をも高熱と化す。消防士は、熱によってジリジリとした皮膚感覚と鼻からの熱い空気の侵入を感じる。ポンプ車から送られる高圧の水をホースから放ち炎にかける。もう少し、もう少し近づきたい!
消火の鬼「ものが燃えるには、⓵『可燃物(燃えるもの)』、⓶『酸素(空気に入ってる)』、⓷『熱(着火源)』が必要だ。下のコンロで考えてみよう。」
消火の鬼「ものは、なぜ燃えるのか、わかったかな!消火は燃えるのに必要な3つの要素を取りのぞくことで行われる。つまり、『可燃物(燃えるもの)』を取りのぞく、除去消火。『酸素(空気に入ってる)』を断つ窒息消火。『熱(着火源)』をうばう冷却消火だ。」
消火の鬼「まず除去消火は、さっきのコンロで考えると、ガスの元栓を閉めてガス(可燃物)を止めることだ。」
消火の鬼「次に、一番イメージしやすい、水をかける冷却消火だ!フッフッフ。消火の鬼たちは、水に何か薬剤を混ぜてかけているぞ。鬼の力を宿した水の秘密を教えてやろう。」
消火の鬼「ただの水と消火の鬼たちの薬剤を混ぜた水を比べてみるぞ!下の画像は、同じ量のただの水と薬剤を混ぜた水をダンボールにかけた様子だ。」
消火の鬼「ただの水はダンボールの表面張力にはじかれているが、薬剤と混ぜた水はダンボールに素早く浸透しているのがわかるだろう!」
消火の鬼「消火の鬼は、ただの水と薬剤を混ぜた水を使い分けることによって、浸透力をアップさせて消火能力を高めたり、余分に流れ落ちる水による損害を少なくしているんだ!」
消火の鬼「泡でおおうことで、『酸素(空気に入ってる)』を断つ。これが窒息消火だ!また、泡になることで、表面積が大きくなって冷却効果はより高まるのだ。」
消火の鬼「飛行場との合同訓練の画像だな!航空機火災やコンビナート火災といった大規模火災に対応するためには、施設の自衛消防隊との連携や消火設備を効果的に使用する必要がある。事前の訓練は、戦術のすり合わせのため重要だ。」
消火の鬼「今回は、消火薬剤と泡消火を中心に訓練した!多種多様な火災に対応するために学ぶべきことは多い!これからも幅広い知識の習得と先端技術の導入を更に続けて、訓練、訓練、訓練だ!」
おしまい。
所在地: 〒702-8024 岡山市南区浦安南町495番地88 [所在地の地図]
電話: 086-262-0119 ファクス: 086-264-3935