今回は、漏電及び漏電防止策について紹介させていただきます。令和2年度岡山市消防局管内では、建物周囲に足場を組んだところ架空引込線が足場と接触したことによって足場を介して漏電し火災に至った事例が発生しています。
通常、電気配線や電気器具類には、電気が漏れないように、絶縁物で保護されています。しかし、老朽化して被覆が剥がれたり、湿気や結露、電線が傷ついたりして、外部に電気が流れ出てしまうことがあります。これを、「漏電」といい、漏電することで、火災が発生したり、感電事故にもつながるので最悪の場合命を落とすことにもなり大変危険な現象です。
2020年4月1日から建設工事等に伴う防護管取付に係る申し込み及び費用負担の見直しがされています。以前まで、電力会社より防護管取付工事及び費用負担がされていましたが、現在は、事業者が防護管施行会社に申し込み及び費用負担を行うようになっています。
事業者ができる防止策
・危険な現場を発見したら作業を中止する。
・電線付近でのクレーン操作は多くの目で安全確認する。
・足場と架空電線が接触しないよう防護措置を必ず行う。
今一度、安全確認を徹底し作業中の感電事故や災害発生の防止をお願いします。
漏電は、身近に起りうるものです。火災に至らない場合でも感電事故につながる可能性が高く、非常に危険です。漏電は目に見えない大変恐ろしい現象です。普段から漏電が発生しないように対策をして、漏電を防ぎましょう!
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