史跡万富東大寺瓦窯跡(しせきまんとみとうだいじかわらがまあと)
岡山市東区瀬戸町万富
史跡の保護と整備を目的とした調査です。
調査風景
5月中旬より調査を開始しました。
遺構の正確な位置や広がりを確認していきます。
国指定史跡万富東大寺瓦窯跡は、鎌倉時代初期(約800年前)に、東大寺再建の瓦を製造した窯跡です。岡山市教育委員会では、5月中旬から調査を行っていましたが、終盤にさしかかりましたので発掘現場を公開いたします。
万富東大寺瓦窯跡では、過去の調査では瓦窯や礎石建物跡が確認されていますが、今回大寺山地区に調査区を設定したところ、新出のものを含め9基の瓦窯が検出され、窯の正確な形状や規模が判明しました。
今回の調査では将来の史跡整備に向けて、重要な成果を得ることができました。
岡山市埋蔵文化財センター 電話086-270-5066
● 来場には公共交通機関をご利用ください。(JR山陽本線万富駅から徒歩6分)
※新型コロナウイルス拡大防止のため次の通りご協力をお願いいたします。
位置図
現地までの地図
現地説明会の様子
令和3年7月3日(土曜日)に発掘調査現場を公開しました。
多数の参加者がありました。
ご来場ありがとうございました。
発掘調査現場公開資料
発掘現場公開の資料です
7月26日に、史跡万富東大寺瓦窯跡の調査は終了しました。
史跡造山第2古墳(しせきつくりやまだいにこふん)
岡山市北区新庄下
10月中旬から調査を開始しました。
古墳の範囲や埴輪列等遺構の確認のための調査です。
見つかった埴輪列
造山古墳は全長約350mをはかる前方後円墳で、5世紀前半に築造され、規模は全国第4位、墳丘に登れる古墳としては全国一の規模です。岡山市教育委員会では、この造山古墳に近接する造山第2古墳の正確な規模を調べる、1997年度と2015年度に続く3回目の調査を、令和3年10月中旬から行ってきましたが、終盤にさしかかりましたので発掘現場を公開いたします。
発掘は第2古墳の南側と西側で実施し、古墳を取り囲む埴輪列を一部確認しました。また、これまで未確認だった墳丘西側の葺石や周溝を確認できました。過去2回の調査内容と今回の発掘成果を合わせて考えると、第2古墳は現況で一辺20m程の方墳にみえますが、実際は周溝を持つ一辺約35mの方墳であり、規模がさらに大きくなる可能性が高まりました。そして古墳を取り囲む埴輪列をもった、県下では類例の少ない特別な構造であることが分かりました。
岡山市埋蔵文化財センター 電話086-270-5066
※新型コロナウイルス拡大防止のため次の通りご協力をお願いいたします。
位置図
発掘現場の位置図です
発掘調査現場公開の様子
令和3年11月28日日曜日に発掘調査現場を公開しました。
多数の参加者がありました。
ご来場ありがとうございました。
発掘調査現場公開資料
現場公開の資料です
12月21日に史跡造山第2古墳の調査は終了しました。
金蔵山古墳(かなくらやまこふん)
岡山市中区沢田・円山
古墳の形や大きさを明らかにして史跡指定を目指します。
調査風景
令和4年初頭から発掘調査を開始しました。
本年度は、後円部を調査し、葺石、埴輪列等といった遺構の有無を確認します。
くびれ部テラスから検出された埴輪列
岡山市教育委員会では、今年の1月から、金蔵山古墳の範囲確認を目的とする発掘調査を行ってきました。
発掘調査が終盤にさしかかりましたので、発掘現場を公開し、調査成果を紹介します。
本年度は後円部西側と、くびれ部(前方部から後円部の結節部分)で調査を行っており、葺石や埴輪列が検出されています。これまで調査の手が及んでいなかった、後円部西側の墳丘構造や、前方部から後円部につながる部分の造り方が明らかになりました。
お問い合わせ先
岡山市教育委員会文化財課 086 803 1611
岡山市埋蔵文化財センター 086 270 5066
!発掘現場には駐車場、現場事務所などはありません。
*少雨決行します。
*里山センターから徒歩約30分。途中多少きつい上り坂があります。歩きやすい服装でお越しください。
*新型コロナウイルス感染拡大防止のため、つぎのとおりご協力をお願いいたします。
現地までの地図
発掘調査現場公開の様子
令和4年2月26日土曜日に発掘調査現場を公開しました。
多数の参加者がありました。
ご来場ありがとうございました。
金蔵山古墳現場公開資料
現場公開の資料です
3月16日に、金蔵山古墳の調査は終了しました。
所在地: 〒703-8284 岡山市中区網浜834-1 [所在地の地図]
電話: 086-270-5066 ファクス: 086-270-5067