世界保健機関(WHO)では毎年11月18日から24日を「世界薬剤耐性(AMR)啓発週間」として定めており、日本でも毎年11月を「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」として定め、薬剤耐性に関する全国的な普及啓発活動を推進しています。
薬剤耐性をもつ細菌を増やさないために、抗菌薬は医師・薬剤師・獣医師の指示を守って、必要な場合に、適切な量を適切な期間、服用しましょう。
AMR(Antimicrobial Resistance: 薬剤耐性) とは、本来なら効果があるはずの薬が効かない、もしくは効きにくくなることです。
近年、抗菌薬が効かない薬剤耐性(AMR)をもつ細菌が世界中で増えています。
抗菌薬が効かない薬剤耐性菌が増えると、これまでは適切に治療をすれば軽症で回復できた感染症の治療が難しくなり、重症化もしくは死亡に至る可能性が高まります。
2013年の薬剤耐性に起因する死亡者数は低く見積もって70万人とされていますが、何も対策を講じない場合、2050年には世界で1000万人の死亡が想定され、がんによる死亡者数を超えるという報告があります。
岡山市では薬剤耐性対策について以下の取り組みを行っています。
・薬剤耐性(AMR)対策について(厚生労働省ホームページ)別ウィンドウで開く
・かしくこく治して、明日につなぐ 抗菌薬を上手に使ってAMR対策(AMR臨床リファレンスセンター)別ウィンドウで開く
・薬剤耐性(ARM)対策について(内閣感染症危機管理統括庁ホームページ)別ウィンドウで開く
「風邪」のほとんどの原因はウイルスです。
抗菌薬は細菌に効く薬であるため、「風邪」のほとんどに抗菌薬は効果がありません。
・抗菌薬は途中でやめたりせず、医師の指示(処方箋)通りに最後まで飲み切りましょう。
・抗菌薬をとっておいて、後で飲んだりすることはやめましょう。
・人に抗菌薬をあげたり、もらったりするのはやめましょう。
・わからないことは医師や薬剤師に聞きましょう。
・抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 本編別ウィンドウで開く
・抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 別冊別ウィンドウで開く
・抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 補遺別ウィンドウで開く
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