航空隊と潜水救助隊の合同訓練を行いました。

　東区久々井にある久々井港内において、潜水救助事案が発生したとの想定で、航空隊と潜水救助隊で合同訓練を実施しました。

　岡山市消防局の航空隊は、指令が入ってから平均7分で出動することができ、南区浦安南町にある岡南飛行場を離陸後約3分で東区の久々井漁港上空に到着することができます。

　東消防署から潜水救助隊が久々井漁港への現場到着にかかる時間はおおよそ20分と想定されるため、航空隊が現場上空において偵察し、その状況を潜水救助隊と共有することで、円滑な救助活動ができるよう活動の支援をしてもらいます。

　今回の想定は、ヘリコプターでの上空偵察中に水没した車両を確認したため、航空隊員2名がヘリコプターから車両の直情へ降下し、潜水開始ポイントの明治をした後に、潜水隊による救出を実施。航空隊により吊り上げてヘリコプターへ要救助者を収容し病院到着するという想定です。

　今回の訓練から、航空隊と密な連携をとることで、要救助者を早期に発見し、病院搬送することができるということが再認識できました。今後も要救助者の早期救出から医療機関までの引継ぎを素早く行えるよう、検証を続けていく必要があります。

　また、ヘリコプターのダウンウォッシュ（プロペラによって発生する下向きの風）による潜水隊員への影響が少ないことを実際に体感することができました。

　久々井漁港の方々、ご協力ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

　水難事案については、早期の発見・救出・病院搬送・治療が重要になってきます。

　岡山市民のみなさんも水難事故には十分注意してください。