プラスチックは私たちの生活を便利にしてくれる大切な素材ですが、主に化石資源から作られています。そして、プラスチックの製造過程で原油の採掘、流通、製造、消費、処分の各段階でCO2が発生します。実際、プラスチック1kgあたり約5kgものCO2が発生しています。日本では多くの廃プラスチックが焼却処理されており、大量のCO2が発生し、地球温暖化の原因となっています。
プラスチックは、私たちが日常的に使う多くの製品やパッケージに広く使用されています。
プラスチックごみをポイ捨てしたり不適切な処分が行われると、路上から用水路、用水路から河川、河川から海へといった形で海に流れ出し、海洋生物の生態系に悪影響を与えたり、海底に堆積して海洋汚染につながります。プラスチックは自然に分解されることがなく、一度海に流れ出てしまうと回収が難しいため、環境に大きな負担をかけることになるのです。
さらに川や海に流れ出たプラスチックごみは、風や波によって、さまざまな大きさに破砕されます。これら5mm以下の小さなプラスチック破片のことをマイクロプラスチックといいます。このマイクロプラスチックは、環境の中で長期間存在するため、生態系に重大な影響を与える恐れがあり、大きな問題になっています。マイクロプラスチックは、海中に浮遊しているため、魚が食べてしまうことがあります。そして、私たちも魚を食べた際に、体内にマイクロプラスチックが入り込むことがあり、健康に害を及ぼす可能性があります。
プラスチックごみ問題を改善するには、使い捨ての文化を減らし、資源の有効活用を心がけることが大切です。
エコバッグやマイボトルを使うことは、地球に優しいライフスタイルを実践する一歩です。自分が使用するものを大切にすることで、環境への配慮が身近なものとなり、自然への思いやりあるライフスタイルを実践することができます。小さな取り組みでも、積み重ねることで大きな変化が生まれます。ぜひ日常生活に取り入れ、地球環境を守るために行動を起こしましょう。
プラスチック製品を使うときは、本当に必要なものだけを使って、無駄遣いをしないようにしましょう。
例えば、プラスチック製品を長持ちさせることで、採れる量に限りがある石油資源を節約し、ごみとなるプラスチックの量を減らすことができます。また、不必要なプラスチック製品を使わないことも重要です。
そして使い終わったプラスチック製品は、捨てる前に再利用やリサイクルすることで資源を有効活用することができます。このような努力は、長期的に見て自分自身や社会全体にとってメリットになります。
ごみをきちんと分別して捨てることは、環境保護につながります。
地域によって分別のルールが異なるため、自分の住んでいる地域のルールを知って守りましょう。正しく分別することで、リサイクルがスムーズに進み、環境への負荷を減らすことができます。
そして、美しい環境を保つことができ、私たち自身も健康的で快適な環境で暮らすことができます。
家の近くの海、川に落ちているプラスチックごみを見つけたら、5分間だけでも拾ってみましょう。
そこには、小さなプラスチック片やボロボロになったプラスチック製品があるかもしれません。
また、その場所に流れ着いたプラスチックごみがどの程度あるのか確認することも大切です。自分たちが暮らす環境を守るために、小さな行動を積み重ねていきましょう。
ポイ捨てされたペットボトルや食べ物のパッケージなどのプラスチックごみは、雨や風の力で、川を通ってやがて海に流出してしまいます。海の近くはもちろん、町の中でもごみのポイ捨てをしないように心がけ、ごみ箱に必ず捨てるようにしましょう。
自分が使ったプラスチック製品は、再利用やリサイクルすることで、環境への負荷を軽減することができます。また、プラスチックを使用しない製品を選ぶことも大切です。キッチン用品や化粧品、洗剤など、プラスチックを使用しない製品がたくさんあります。購入する際には、少し時間をかけてラベルを確認し、環境に優しい製品を選ぶようにしましょう。
私たち一人ひとりが、小さなことから始めることで、プラスチックごみの問題を解決することができます。
地球環境を守るために、積極的に取り組んでいきましょう。
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