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農作業中の熱中症に注意しましょう

[2024年7月18日]

ID:62710

最高気温が30℃を超える日が7月から8月において、熱中症よる死亡事故が全国的に発生しております。
農作業従事者は、熱中症に自ら意識しないうちにかかっていることが多くいます。
こまめな水分と塩分の補給や休憩を周囲の方と声を掛け合うなどして、対策を講じましょう。
また、熱中症警戒アラートなど気象情報を注視して、日頃から体調管理をしっかりしましょう。

熱中症が疑われる症状

熱中症とは、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態です。
暑い環境下や運動時に体温が上がる際、「皮膚血流量の増加」と「発汗量の増加」により、その上昇を防ごうとします。汗をかきずぎると体液を失い続け、体内の水分不足による「脱水状態」になり熱中症になる危険性が増加します。

・熱失神・・・・夏の暑い環境下で起こる立ちくらみ

  夏の暑い環境で立ちっぱなしの時や運動のし始め等によく起こる。

・熱けいれん・・・・痛みを伴う痙攣(けいれん)
  暑い環境で長時間もしくはキツイ運動をした時に起こる。
  主な原因は、運動による疲労、水分と電解質の不足。

・熱疲労・・・・脱力感、疲労感、めまい、頭痛、吐き気等
  暑い環境での作業により、深部体温の上昇が原因

・熱射病・・・・熱中症のうち「最も深刻で重度なもの」
  意識障害に陥り、進行すると昏睡状態になる可能性もある。


熱中症対策のポイント

暑さを避けましょう

気温が高いときに激しい作業をすると、熱中症リスクはとても高くなります。
日陰や風通しのよい場所で作業しましょう。

こまめな水分、塩分補給をしましょう

発汗で失った水分を回復させるため、のどの渇きを感じる前に、こまめに水分の補給を行いましょう。(より補給効果のたかい経口補水液やスポーツドリンクを飲みましょう)
汗は体内の塩分も一緒に排出されます。水分だけでなく塩分も補給しましょう。

熱中症予防グッズを有効活用しましょう。

着用系冷却アイテム
ファン付きウェアやネッククーラーなど作業中に身体を冷やす効果があるグッズを活用しましょう。体温の上昇を抑制できるので、暑い時間帯での作業がどうしても避けられないときなどに活用しましょう。

飲料系アイテム
アイススラリー(飲む氷)を作業前に飲むことで、作業中の深部体温の上昇を抑制しましょう。汗で出ていってしまった水分と塩分を同時に補給するため、作業中にスポーツドリンクやより補給効果が高い経口補水液を飲みましょう。

環境改善系アイテム(ミストファン等)
作業場を涼しくすること、休憩の質を高めることも熱中症対策です。ミストファンを扇風機と合わせて使用することにより、周囲の温度を下げ、涼しい環境をつくりましょう。

単独作業は避けましょう

作業は複数人で行い、時間を決めて水分や塩分補給の声掛けを行うなどして、定期的に異常がないか確認しあいましょう。


熱中症の疑いがあったら・・・

1 作業を中断しましょう
  汗をかかない、体が熱い、立ちくらみ、吐き気、頭痛、脱力感、判断力低下等に症状があったら、作業を中断しましょう。

2 応急処置
  涼しい環境へ避難し、衣服をゆるめ体をひやしましょう。また、水分や塩分を補給しましょう。

3 病院へ・・・
     応急処置をしても症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。

早い対処は回復への近道です。疑いを感じたらすぐに対処しましょう。


お問い合わせ

産業観光局農林水産部農林水産課 生産流通係

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1344 ファクス: 086-803-1739

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