御津地域は、岡山県のほぼ中央部に位置する内陸の地域で、市内中心部からは、約20キロメートルの距離にあり、県を南北に縦断する国道53号線とJR津山線により連絡されています。そして、山陽自動車道岡山ICまでは約15分、岡山空港へは約10分の所要時間で到着するなど交通の利便性のよい地域となっています。
地形的には、吉備高原の最西南端にあって、標高200から500メートルの山地を形成し、土地の約76%を山林が占めています。また、中央部を旭川が南北に流れ、宇甘川・新庄川が合流し、これら河川の流域に耕地が拓けています。
気候は、瀬戸内式気候で、比較的夏は雨が少なく、冬は温暖で降雪はほとんどありません。
主要産業は、県営・市営の工業団地に相次ぎ立地した企業による工業と、その瀬戸内式の穏やかな気候・豊かな自然の恵みを受けた農産業です。特産物としては、山の芋やシイタケが県下でも有数であり、また、マスカット・ピオーネなどのぶどうを始めとする果物の生産も盛んです。
9,078人(令和3年4月末現在)
北緯34度47分 東経133度56分
114.42平方キロメートル
東西16.3キロメートル 南北12.4キロメートル
39.1メートル(支所前)
御津地域には、数ある遺跡により、縄文時代早期から人が住み始めていることが判明しています。有史以来では、荘園の一部として名残のある地名も見られ、中心地金川は、備前の国の守護職であった松田氏の城下町として、江戸時代には備前藩家老日置氏の陣屋町として栄え、街道宿や高瀬舟の発着する川港として東西南北を結ぶ交通の要衝でもありました。
また、戦国時代には、山野は東西勢力の戦いの舞台にもなり、各所にある大小20の山城址が夢の跡を物語っています。
明治以降、金川のかつての栄光は衰退し、昭和28年4月昭和の大合併によりこの金川町を中心に7ヶ町村が合併して「旧御津町」ができ、その後岡山市に一部を分離、赤磐市(旧赤磐郡)から一部を編入しました。また、平成17年3月には平成の大合併により岡山市に編入し現在に至っています。
所在地: 〒709-2198 岡山市北区御津金川1020番地 [所在地の地図]
電話: 086-724-1114 ファクス: 086-724-2644