[2018年3月2日]
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岡山市に本部を置き、長年カンボジアの復興支援活動をおこなってきたNPO法人 ハート・オブ・ゴールドの受入により、本事業では初となるパラリンピック競技の合宿が実現しました。
合宿に参加したのは、ヴァン選手とチョン選手の2名で、岡山市を拠点に活動する世界的車いすランナーの松永選手、佐藤選手、生馬選手(いずれもグロップサンセリテWORLD‐AC所属)の指導のもと、練習に励みました。
カンボジアでは障害者スポーツの環境はまだまだ厳しく、松永さんからの指導はどれも目新しいものだったようです。練習開始前に、スピードメーターの付け方が違い松永さんに付け直してもらう一幕もありました。
市内の朝日塾小学校で4年生との交流イベントを実施しました。
外国選手の訪問は珍しいようで、当初は通訳の方の流ちょうな日本語に驚いた様子でしたが、話が進むにつれ、選手の苦労したお話やカンボジアでの生活ぶりについて興味深く聞き入っていました。お話の後の質問時間では、「どれくらいのスピードか?」「カンボジアにもお祭りはありますか?」など活発な質問が出され、和やかな雰囲気の中でお話が進みました。見送りの時の児童によるトンネルを抜ける時には、みんな選手のファンになっていたようです。
合宿終了時には、練習時のビデオを見ながら今後の練習方法などについて松永選手から指導をいただく「まとめ指導会」も開かれ、カンボジア選手にとってとても有意義な合宿になったようです。
ヴァン選手は、最初は鉄で作られた車いすを使い道路で練習という環境からトレーニングを始め、リオ・パラリンピックにワイルドカードで出場したとのこと。
2020年の東京パラリンピックには、岡山市でのトレーニングの成果をもって実力で出場を決めていただき、岡山市で事前キャンプを実施して欲しいですね。
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