このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!
うちは子どもがいないので、子育てについて偉そうにわかったような事はとてもとても言えないのですが、自分が育って来た過程で感じてきたことから、子ども(男の子)の思考回路についてはお話できますので参考にして頂ければ幸いです。
色んなところで話していることなのですが、僕の音楽の原体験のお話をひとつ。
今もこうして職業にしている『音楽』ですが、一番最初に音楽と出会って感じた事を未だに僕は忘れられずにいます。
それは、幼稚園のとき聴いた『アマリリス』という曲。
みなさんもご存知だと思うのですが、この曲長調で展開するテーマの部分があって、しばらくすると短調に転調します。
この瞬間、幼心に『きゅん…』とする感覚に襲われたのです。この自分の身に起こるなんだか不思議な感覚にはまってしまい、何度も何度もその部分を聴き続けました。
今であれば、これは『せつない』という感情だと言葉で説明もできるのですが、当時の僕(年長さんくらい…かと)にはそんな言葉も感情も知っているはずもありません。
でも、間違いなくそれを感じ取る感性はあった訳です。
子ども達の感性は偉大です。
頭で理論武装して反応を鈍らせた大人とは大違い。
先ずは自分と同じ事は全て感じられる一人の人として向き合うという事を実践してみてもらいたいです。
『子ども目線』なんて言葉は地中深くに埋めて葬り去りましょう。
子どもを大人にしないのは大人が子どもだからかも知れません。
それからもうひとつ…。
『うちの子はヒーローになったきり現実の世界に戻って来ない』なんてことを悩んでいる親御さん。
大丈夫。
本当に悩むのは10年後同じ状態だったらにしましょう。むしろその子の夢に没頭する力の強さを褒めてあげて下さい。
そういう子どもでなければ、将来の憧れに向かう内なる力も、将来どうなりたいかを描く想像力も、養うことなどできません。
何度でも言います。子どもは偉大です。
自分の価値観に閉じ込める事なく可能性への風を送り続けてあげて下さい。
偉大な子どもを育てるという偉業に取り組まれている親御さん達を心から尊敬いたします。
どうか頑張ってください。
中西圭三
岡山市南区出身。1991年デビュー。ダンスユニットZOO に提供した「Choo Choo TRAIN」はミリオンヒット。(2003年にはEXILE により再ヒット) 90 年代のポップダンスシーンを牽引する代表曲となり、第13 回JAM 広告音楽大競技会作曲賞を受賞。92 年自らの楽曲「Woman」では、日本レコード大賞作曲賞を受賞し、紅白歌合戦に出場する。トップアーティストへの楽曲提供も多い。
最近ではNHK 「おかあさんといっしょ」の「ぼよよん行進曲」や「まんまるスマイル」の制作。
子ども達への読み聞かせ企画「うたえほん」の制作や、円谷プロ制作による「大怪獣バトルNEO」への音楽制作参加している。2007年には、オレンジリボン運動の趣旨に賛同し、キャンペーンソングとして「Here I am」を制作して以来、毎年岡山市のオレンジリボンキャンペーン別ウィンドウで開くに参加。
2012年6月には、岡山市民の日制定記念、岡山市民の詩として「絆-KIZUNA-」を制作。また、福祉施設訪問ライブなどチャリティー活動への参加も行い、地域や国境さらにはさまざまな境遇を超えた音楽でのコミュニケーションを目指して精力的に活動を続けている。
岡山市保健所 健康づくり課 母子歯科保健係
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