IPU環太平洋大学こども発達学科では、0歳から就学前後の子育て親子を対象に、地域に根差した子育て支援の場を定期的に開催しています。
IPUの子育て支援の取り組みは、おかやま子育てカレッジ別ウィンドウで開くの1つにも指定されており、大学ならではの専門性に富んだ教員による心理相談・子育て講座、また、学生の自主的な企画による子どもとの身体遊び・製作遊びなど、親子が地域で安心して子育てできるような環境を提供しています。
今回は、令和元年に行われた「親子であそぼう inIPU」の様子を紹介します。
参加者の皆さんが会場に来られたら、元気な挨拶をした後、学生と子どもたちが一緒になって手遊びや自由遊びを楽しみます。その後は、「運動遊び」、「ミニ運動会」、「スタンプラリー」、「制作」など各回のテーマの遊びを親子で楽しみます。
学生たちは、企画の段階で「家ではできないダイナミックな遊び」、「自分たちの専門性・得意なことが発揮できること」、「親子で楽しめる遊び」をキーワードに内容を考え、安全面を確保して運営しています。幼児教育を学んでいる子どもが大好きな学生たちがサポートをしますので、最初は緊張していた子どもたちも、遊びを楽しめるようになります。
運動の前にまずはストレッチ!
ボールの的あてゲーム
新聞ちぎりゲーム
運動遊びの前後には折り紙遊び♪
今回企画されたのは「スタンプラリー」。
子どもの好奇心を育て、親子でふれあえる遊びコーナーが講義室やロビーの一角に設けられ、それぞれの遊びを体験するごとにスタンプがもらえるという内容です。
用意された遊びは(1)魚釣りゲーム、(2)輪投げ、(3)輪ゴム鉄砲の射的、(4)ヨーヨー釣りとスーパーボールすくい、(5)昔遊び(けん玉・お手玉・こま回し)、(6)スーパーサーキット(アスレチックの組み合わせ)、(7)体力測定、(8)竹とんぼ作りの8種類です。
この日は23家族43名の参加があり、遊びコーナーのあちこちから子どもたちの楽しそうな歓声があがっていました。また、企画した学生のみなさん自身も楽しんでいる様子が伝わってくるイベントでした。
【Sさんご家族】
学生が主体となっていると聞いていたので、
期待して参加しました。
遊びの種類も多くて子どもも楽しそうでしたし、
さまざまな体験ができて良かったです。
期待以上でした?
このイベントは企画から運営まですべて学生が行っていて、参加者を募集するところから学生たちの力で取り組んでいます。授業の一環ですので、先輩の失敗談・経験談を参考にしながら自主性を養い、幼児教育のおもしろさや奥深さも学んでいます。
「大学=堅い」というイメージを抱かれがちですが、本学で行われている子育て支援は、決してそんなことはありません。まずは気軽に足を運んで、楽しんでいただけたらうれしいです。学生たちが、みなさまの参加を楽しみにしております。
今回イベントを企画するにあたり安全第一であること、そして発達・成長に繋がる遊びであることを前提に内容を決めました。
例えば「スーパーサーキット」は体をしっかり動かすので、転倒防止などの安全面の課題をクリアするために試行錯誤しました。準備には時間がかかりましたが、子どもたちがみんな笑顔を見せてくれたのがうれしく、自分たちも心から楽しめたと感じています。これからも、子どもに楽しんでもらうこと、子どもの成長につながることを大切にしながら、親子で楽しめるイベントを企画していきたいです。
今回準備をしていくにあたり、環境構成と安全面の考慮に力を入れました。
例えば、8種類の遊びコーナーをそれぞれどの部屋に配置するかという動線づくりにこだわることで、子どもたちがスムーズにまわりやすいようにしました。また、遊び道具の位置や机の高さを子どもたちに合わせる工夫もしました。イベント後に保護者の方から「いろんな種類の遊びがあって、子どもがとても喜んでいました」と感想をもらえたことがうれしかったです。
「親子であそぼう in IPU」は、毎年6月から2か月に1回程度のペースで開催しています。
イベントの日時や内容、申し込み方法などは大学のホームページをご確認下さい。
第一キャンパス
無料
IPU環太平洋大学 次世代教育学部こども発達学科(保育士・幼稚園教諭養成)
所在地:岡山市東区瀬戸町観音寺721
TEL:086-908-0200
FAX:086-908-0280
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