子どもが少し大きくなると行動範囲が広がり、通園やお買い物など自転車を利用するシーンが増えてきますね。
ちょっとした移動手段として快適で便利な自転車ですが、マナーやルールを守らなければ大きな事故を招きかねません。
また、自転車は車両の扱いになるため、運転者が加害者にもなり得る危険性があることを意識して上手に利用しましょう。
2021年4月から、岡山市では自転車(損害賠償)保険等への加入が義務化されています。
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000025260.html
自転車は、運転者以外の者を乗車させることは原則禁止されていますが、下記の場合に該当する場合は許容となります。
〔1〕運転者は16歳以上
〔2〕乗せられる子どもは6歳未満
〔3〕幼児用座席(チャイルドシート)の装着
※4歳未満の場合はおんぶ紐でも可
〔4〕子どもはヘルメットを着用
6歳未満の子どもには、幼児用座席(チャイルドシート)を装着し、安定性や確実に固定されていることなどの安全を確認して利用しましょう。
また、4歳未満の子どもであれば、運転者がおんぶ紐等で確実に背負っている状態であれば、おんぶでも走行可能です。
※抱っこでの運転はNGです!!
※イラストは幼児用座席(チャイルドシート)は後ろ乗せタイプですが、前乗せタイプもあります。
6歳未満の幼児2人を乗せる場合は、幼児2人同乗用自転車(特別な構造・装置を有する自転車)に、幼児用座席(チャイルドシート)を装着した場合に限り許可されています。
BAAマーク、SGマーク等により認証が行われている自転車のこと。
マークだけでなく、「幼児2人同乗基準適合車」と記載があるものが対象です。
※適合車であっても、ふらついたり操作に不安があるなど十分な安全が確保できない場合は3人乗りはしないようにしましょう。
前乗せタイプ | 後ろ乗せタイプ | |
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月齢目安 | 1歳頃からが目安 (1人で座ることができる) | 2歳頃からが目安 (おとなしく座っていることができる) |
メリット | 子どもの様子が見える | 走行中の安定性が高い 2歳頃から6歳未満まで長期間使いやすい |
デメリット | ハンドル操作に注意が必要 | 子どもの様子が見えない |
ハンドルは重くなるほどに操作がしづらくなります。また、バランスも崩しやすく、ちょっとしたぐらつきで転倒したり、車やガードレール、歩行者に接触する危険性も。小さな段や小石も乗り越えにくくなりますので、一人で乗る際との違いを十分に理解して運転しましょう。
子どもを乗せて自転車が重くなると、ペダルのこぎ出しが重くなります。さらに、ブレーキの効きも悪くなり、制動距離(止まるまでの距離)が長くなります。スピードを出しすぎず、いつでも止まれる速さでの走行を心掛けましょう。
子どもは走行中に眠ってしまったり、急に動き出したり、予想外の動きをすることを常に意識し、子どもの様子にも注意しながら走行しましょう。
子どもの自転車事故で意外と多いのが駐輪時です。
子どもの乗せ降ろしの時には、自転車のスタンドやハンドルロックがきちんと効いていることを確認しましょう。
また、子どもを乗せたままでその場を離れないでください!誤って転倒するなど、大事故になりかねません。
転倒した場合に子どもを守ってくれるのはヘルメットです。
子どもには必ずヘルメットを着用させるようにしましょう。
【ご注意ください】