このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
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互いの実家が遠方にあるので、妊娠が分かった段階で育児の方法を夫婦で話し合いました。
初めての育児ということもあり、子の成長を感じながら一緒に育児をしたいと思い、里帰りはせず、2人で育児をすることに決めました。
会社としては男性育休取得の前例がなかったので1か月間も取得できるか不安だったのですが、上司に相談すると祝福の言葉とともに承諾してくれました。出産予定の3か月前には申請を出し、担当している業務の引き継ぎなどの準備を進めていきました。営業先に育休を取得することを伝えると「1か月も取得できるなんて、すごい」と驚き、「育児を楽しんでね」と温かい言葉をいただけたことがとてもうれしかったです。
出産は予定日よりも2週間早かったのですが、3,500gで元気に生まれてきてくれました。
コロナ禍だったのでオンライン通話での立ち合いだったのですが、とっても小さいわが子が必死に泣く姿を見たときは、とても感動したのを今でも覚えています。
私の育休が始まるまでの1週間は里帰りをし、出産予定日から夫婦二人での育児がスタートしました。初めての育児だったので、分からないことだらけで試行錯誤の連続でした。
おしめを替える、ミルクを作る、お風呂に入れる、寝かしつけ…。始めはゲップがうまくできず吐き戻しをよくしていました。どうすればうまくゲップをしてくれるのか、ネットで検索したり、周りに聞いたりして工夫をしてみましたが、結局うまくはいきませんでした。
ただ、成長は順調で、平均体重を超えるほどすくすく成長してくれたので、あまり気にせず、ゲップが出れば夫婦で「よく出せたね」と褒めてあげていました。寝かしつけも毎日何か工夫しないと寝てくれないので、抱いて歩き回ったり、音楽を聞かせたり、歌を歌ったりと「今日の正解は何かな」といろいろ試していました。
育休を終えた今改めて振り返ってみると、完璧にしようとせずに「ま、いっか」という気持ちで臨むことができたので、子どもの成長を楽しみながら育児ができた気がします。当時は必死でしたが、育児だけに集中して日々を過ごすことができたので、心に余裕があったのだと思います。仕事をしながらだったら、育児をこんなふうに楽しめていなかったと思うので、育休を取得して本当によかったと思っています。
岡山市在住、5か月男児のパパ。