2024年5月ごろより全国的に百日咳が増加し続けており、現行統計が開始された2018年以降最大の流行になる可能性があります。2025年の岡山市の患者報告数は、4月20日時点で84件(暫定値)です。
百日咳の患者の多くは15歳未満の小児ですが、特に1歳未満の乳児(なかでも生後6か月未満)では無呼吸発作などをおこして重症化することもあります。
定期予防接種(5種混合ワクチン)は生後2か月からできますので、対象の方はお早めに接種をお願いします。
また、成人の百日咳の場合、咳は長引きますが百日咳に特徴的な発作性の咳はみられず軽症であることが多いため、見逃され、周囲に感染を広げやすい特色があります。予防接種未接種の新生児や乳児への感染にもつながることがあるため、咳だけが長引く場合、乳幼児の周囲にいる人は早めの受診が必要です。
岡山市保健所感染症対策課
電話:086-803-1262