これから年末年始にかけ、食事がうまく飲み込めない、のどにつまる誤嚥及び窒息による救急事案が多発します。これらの事故は高齢者に多く、最悪の場合は命を落としてしまいます。
年齢を重ねた方は飲み込む力が弱く、飲み込めないものが空気の通り道を塞いでしまい窒息を引き起こします。また、気道にうまく飲み込めないものが入ると炎症が起こり、誤嚥性肺炎を引き起こします。
反応がある場合は腹部突き上げ法か背部叩打法を。反応がない場合はすぐに心肺蘇生を開始してください。心肺蘇生の途中で異物が見えた場合は取り除いてください。
腹部突き上げ法は、腕を後ろから抱えるように回し、片手で握り拳を作り、その親指側を傷病者のみぞおちとへその真ん中に置きます。その上をもう一方の手で握り、素早く手前上方に向かって圧迫するように突き上げます。ただし、妊婦及び乳児には行わないでください!
腹部突き上げ法
背後から手のひらの基部で肩甲骨の中間あたりを力強くたたきます。また、座位の他に、側臥位、立位でも行えます。
背部叩打法
救急事案の中には、少しの注意や心がけ次第で防げる事故や病気があり、普段から意識して行動することが大切です!窒息に関する応急手当の方法は、岡山市消防局が開催している応急手当の講習を受けることで身に着けることができますので、是非利用してください。
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