西消防署の特殊車両

スーパージャイロラダーと呼ばれる40m級のはしご車は、車両長さ11.3m、幅2.5m、高さ3.5mで、西署で最も大きい車両です。
はしごの起立角度は-10から75度で、仰角のみではなく、俯角、すなわち斜め下方向にはしごを伸ばすことが可能で、例えば水難事故等で、はしご車の位置よりも低い位置に要救助者がいる場合に有効です。

はしご先端のバスケット（最大積載荷重270キログラム）やリフター装置など、様々な現場に対応できる機動力をはじめ、自動的にはしごを水平に保つ「ジャイロテーブル」、急激な動作による危険を防止する「操作速度自動制限装置」、誤作動による事故を防止する「インターロック装置」、はしごに発生した揺れを瞬時に検出し、その揺れを打ち消すことができる「制振制御装置」など、さまざまな最新の制御技術が搭載されています。

車両長さ9.2m、幅2.5m、高さ3.2mと非常に大きい車両です。重量は約22トンもあり、西署で最も重い車両です。
後方の水槽に、水を10トン積載可能です。高速道路、バイパス高架上など水利のない場所や、大量の水が必要な場合に出動します。
蛇口を装備しており、緊急時の生活用水としても使用可能です。

車両長さ7.6m、幅2.3m、高さ3.0mと大きい車両です。総務省消防庁から貸与された車両で、放射性物質、生物、化学物質などによる災害が発生した場合に出動し、有害物質に汚染された負傷者を除染するための車両です。