タンク車は、車両後部に、3,000リットルの水が入ったタンクを積載しており、水利部署することなく、火災現場の直近で放水することができます。ただし、この積載している水も5分程度でなくなってしまうため、ポンプ車から水を中継してもらいます。
また、泡消火薬剤と泡混合装置を積載していて、車両火災やタンクローリー等の危険物火災にも対応します。
ポンプ車は、火災現場での消火活動はもちろんのこと、救助、救急支援、調査出動等のあらゆる災害に出動します。
救急車は、傷病者に応急処置を施し、緊急に医療機関に搬送する車両です。
車内には、応急処置に必要な資器材として、観察用資器材(体温計や検眼ライト)、呼吸・循環管理用資器材(吸引器や酸素吸入器)及び創傷等保護用資器材(包帯や三角巾)などを積載しています。
北消防署では2台の救急車を24時間運用しています。
この救助工作車は、北消防署特別高度救助隊(愛称『ハイパーレスキューおかやま』)が運用する 車両として整備されていて、高度救助用資機材を装備しています。
同資機材には、画像探索機、地 中音響探知機、夜間用暗視装置などがあります。 車両の特色としては、キャビン部分と車体部分を一体化させたバス型構造になっています。バス型 にすることで、車内空間が大幅に拡大され、車両内部からも資機材を取り出せるため、現場到着ま でに必要資機材を迅速に準備することが可能となりました。
令和6年4月に車両更新、2代目の特別高度救助工作車として運用しています。
はしご車は、主に高所での消防活動を容易にするための車両です。建物の高層階に取り残された要救助者の救出や高所からの放水活動ができます。北はしご1号車は、40メートル級水路付はしご車で、この車両は、はしごの伸縮と同時に伸縮する水路が整備されているため、従来のように、ホースを結合することなく放水することができます。この機能によって、放水を開始するまでの時間が大幅に短縮することができます。
NBC 災害(放射性物質、生物剤、化学物質などの漏洩、飛散、流出による災害)などの特殊災害に対応する車両です。
車内の分析室は、汚染された外気が車両内部に入らない陽圧構造となっており、特殊災害下においても車内では安全に情報収集等が行えます。
また、車両名のとおり、原因物質を検知するための 特殊な資機材を多数車載しています。
震災工作車は、フロントウインチ、屈折式クレーン及びレッキング装置を装備していて、道路上の障害物除去や大型自動車が絡む交通事故等の救助活動に対応できます。
クレーン装置は、通常の吊上げ作業に加え、瓦礫や車両等の大きな障害物から土砂等の細かい堆積物の除去にも対応できます。
レッキング装置は、ウインチ部とレッキング部で構成されています。ウインチ部は、ブームの左右にそれぞれ1本のワイヤーを装備し、1本あたり11t、左右同時使用で最大22tの引張能力があります。
レッキング部は、各種アタッチメントを装備し、大型バスの牽引も可能です。
所在地: 〒700-0914 岡山市北区鹿田町二丁目4-1 [所在地の地図]
電話: 086-226-1119 ファクス: 086-234-1084