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赤田東遺跡出土 環状石斧

[2010年2月3日]

ID:5080

収蔵品紹介 第35回

環状石斧
  • 名称
    環状石斧(かんじょうせきふ)
  • 出土遺跡
    赤田東遺跡
    岡山市中区赤田
  • 時期
    弥生時代中期

集団同士の戦いが行われるようになったのは、弥生時代からであると考えられています。特に西日本においては、矢尻や剣による傷跡のある人骨が多数見つかっており、当時頻繁に戦いがあったようです。
今回紹介する環状石斧もそのような戦いに用いられた武器と考えられています。しかし環状石斧は縄文時代から存在しており、武器説のほかに土掘りの道具説があります。石を円形に加工し、その縁辺を鋭くして、中心に穴を開けて作ります。ドーナツのような形をしています。武器説では、その穴に柄を通して、剣や棍棒のように接近戦の武器として使ったのではないかと想定されてます。赤田東遺跡で出土した環状石斧は、穴を開ける加工の途中で失敗し、土坑のなかに土器と一緒に廃棄されていました。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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