金蔵山古墳
岡山市中区沢田・円山
古墳の大きさや形を明らかにし、将来は史跡指定をめざします。
発掘調査をはじめました
12月8日(月曜日)より金蔵山古墳の範囲確認調査を開始しました。
金蔵山古墳は墳長165mとされる岡山で第4位の規模を誇る前方後円墳で、造山古墳以前に限れば、近畿地方より西の地域で最大の古墳です。昭和28年に倉敷考古館を中心に発掘調査がおこなわれ、多量の埴輪や鉄製品が出土したことで有名です。
今年度の調査は前方部西側斜面を中心に、墳丘の規模、形態、構造等を追求し、将来は史跡等の保護の措置を図っていく計画です。
金蔵山古墳の調査が終盤にさしかかりましたので、発掘現場を公開し、調査成果を紹介します。
金蔵山古墳は操山丘陵に所在する前方後円墳です。本年度は前方部周辺を中心に調査を行っており、墳形や墳丘の構造を追求しています。造り出しの存在、家形埴輪、囲形(かこいがた)埴輪を中心とする埴輪群、特異な墳端構造など重要な成果をあげています。
発掘現場には駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。
熱心に説明を聞く見学者
平成27年2月28日(土曜日)に現地説明会を開催しました。当日は暖かな日和にも恵まれ、約400名の方が古墳を見学されました。
造山古墳
岡山市北区新庄下
作業状況
2月16日から発掘が始まりました。造山古墳周辺の遺跡の残存状況を調べることを目的としています。造山古墳前方部の西隅近くに、現在畑となっている四角い地面の高まりがあります。この部分を調査しています。この高まり部分は未発見の古墳や造山古墳周濠の堤となる可能性があります。
現在耕作土を掘り下げ、下層の地山を検出中です。遺物は、中世の土師器や埴輪の破片がわずかに出土しています。
調査は3月中頃終了の予定です。
電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く]
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
Eメールでのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。