天瀬遺跡は新京橋西詰付近から清輝橋にかけて拡がる弥生時代後期を中心とする遺跡です。当時は旭川の河口付近にあたっていたと思われ、港の機能を持った集落ではないかといわれています。同じ頃の港ではといわれる遺構が倉敷市上東遺跡で見つかっており、多量の祭祀用の土器が出土していますが、天瀬遺跡でも同じように器台などの祭祀用の土器が多量に出土しました。
この器台形土器はその一つで、波のような文様や曲がりくねった不思議な文様が描かれています。この文様は「竜文」と呼ばれる文様で、竜を表したものといわれています。竜は水を操る力を持つ伝説上の神・怪物ですが、それを描いた土器を用い航海の安全などを願ったのでしょうか。
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午前9時から午後4時30分まで
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