西口(高島小)遺跡(にしぐちたかしましょういせき)
岡山市中区国府市場
古代の役所 備前国府に関連する遺跡です。校舎新築工事に先立って発掘調査をしています。
見つかった遺構を掘ったり、図面に記録を取ったりしています
校舎新築に伴って、9月19日から発掘調査を行っています。来年2月中旬までの予定です。遺跡は備前国府推定値に位置しています。
作業の都合上、調査区を東西に区切って調査します。現在、西半部で古代~中世と推定される溝・ピットを調査しています。
遺構を探しています
西半部の調査が終わり、現在東半部の発掘を進めています。須恵器や土師器の破片はみられるものの、これまでのところ、国府に関わる遺構は確認されていません。
微高地の落ちを調査中です
調査区の東側部分では土地そのものが下がっていく状況が確認でき、一時期には水田として利用されていたようです。落ち際では、古墳時代~飛鳥時代にかけての土師器や須恵器、その他、鉄生産に関係する遺物が散らばっており、多彩な生産活動のあり方を知ることができます。
発掘調査が大詰めを迎えましたので、現地説明会を開催します。
※少雨決行
※駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。宇野バス 四御神行き「国府市場」下車 徒歩5分
平成29年12月16日(土曜日)に現地説明会を開きました。当日は、約100名の方が熱心に調査員の説明を聞いていました。中には、「わが母校にこんなものが。すげー」と喜ぶ中学生もいました。
遺跡の説明をしています
史跡造山古墳(しせきつくりやまこふん)
岡山市北区新庄下
古墳の正確な形や大きさなどを明らかにしていきます。
11月20日から開始しました。後円部の葺石や埴輪列の有無を確認するために調査しています。調査期間は1月上旬までの予定です。
表土を除去しています
ふき石がみつかりました
後円部の墳端と推測される葺石を確認しました。発掘調査によって後円部の葺石が確認されるのは初めてです。
また、埴輪が多数出土しています。
調査が終盤にさしかかりましたので現地説明会を開催します。
※少雨決行します。
※公共交通機関をご利用ください。
前日までの天気予報では雨も心配されていましたが、当日はなんとか曇り空。一時は暖かい日がさすことも。200名の方が次々とおとずれ、熱心に説明を聞いて行かれました。
みつかった古墳の端の説明をしています
金蔵山古墳(かなくらやまこふん)
岡山市中区沢田・円山
古墳の形や大きさを明らかにして、史跡指定を目指します。
表土を取り除いています
12月4日より金蔵山古墳の発掘調査を開始しています。昨年に引き続き、東側くびれ部の島状遺構周辺を対象としています。 島状遺構の構造や埴輪の配置状況を追求する計画です。
雪の降る中、島状遺構の埴輪の検出作業をしています。
陸橋両側の葺石、島状遺構の南側、西側斜面の葺石を検出しており、形態や規模など様子がかなりわかってきました。
円筒埴輪をはじめ、蓋形、家形、囲形埴輪など墳丘や島状遺構から転落したとみられる埴輪片が大量に出土しています。
ふき石や埴輪をきれいに掘り出しています
金蔵山古墳の第4次発掘調査にて新知見や成果が上がったため、発掘現場を公開し、調査成果を紹介します。
金蔵山古墳は操山丘陵に所在する前方後円墳です。本年度は東側くびれ部で調査を行っており、昨年存在が確認された「島状遺構」の形態や構造を追求しています。島状遺構と墳丘本体をつなぐ陸橋や島状遺構周囲の葺石など重要な成果をあげています。
※里山センターから徒歩約30分、途中に多少きつい上り坂があります。歩きやすい服装でお越しください。
※少雨決行します。
添付ファイル
見学者が島状遺構の調査区を取り囲み説明を聞いています。
当日は、暖かな日和の中、300名の方々が古墳を見学されました。
電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く]
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
Eメールでのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。