岡山城三之外曲輪跡(おかやまじょうさんのそとくるわあと)
岡山市北区表町
平成30年度から継続の、岡山市民会館建設に伴う発掘調査です。
調査風景
4月11日より、平成30年度に調査した区画の南東側の調査にはいりました。
現在、遺構の検出を進めている所です。
中央の巨大な穴は、江戸時代中頃のゴミ穴です。多くの焼けた瓦が入っていました。
検出された大溝(平成30年度調査区の南東側・北から)
検出された大溝(平成30年度調査区の東側・北から)
調査区の西端に溝が検出されました、幅5m以上の大きな溝で、南北方向に延びています。城下町の地割方向と平行に延びており、江戸時の初め頃には埋められているところから、初期の城下町に関係する遺構と考えられます。
調査風景
8月から、北東部分(千日前商店街の東側)の調査を開始しました。
このあたりは、江戸時代の地図(城下図)では、4軒の武家屋敷が建っており、調査区はその敷地の境目に当たります。
手前に見える大きな穴には、焼けた瓦や陶磁器が大量に入っています。
焼けた瓦が捨てられた巨大なごみ穴
屋敷境の溝と塀のあと
10月中旬に岡山城三之外曲輪の調査は終了しました。、
調査の結果、屋敷境の溝、井戸、ごみ穴など、武家屋敷に関連する多くの遺構や、城下町を襲った大火事の痕跡などを確認することができました。、
史跡造山古墳(しせきつくりやまこふん)
岡山市北区新庄下
古墳の正確な大きさや形状などを明らかにしていきます。
調査風景
10月下旬より調査を開始しました。
前方部の墳端確認のため、墳丘の裾を調査しています。
現在葺石が検出されています。
検出された葺石
岡山市教育委員会では、10月から造山古墳で発掘調査を行っています。調査が終盤にさしかかりましたので、現地説明会を開催する運びとなりました。
造山古墳は全長350m、全国第4位の規模を誇る前方後円墳です。本年度は前方部西側の墳丘裾周辺の発掘調査を行っています。
発掘調査の結果、、古墳の斜面を覆っていた葺石を確認しました。葺石は墳丘裾部に列状に並べられており、古墳の端を明確に捉えることができます。また埴輪片が多数出土しました。
※造山古墳駐車場は、現在工事中のため、非常に狭くなっています。ご来場には公共交通機関等をご利用ください。
現地説明会の様子
令和元年12月8日(日曜日)に現地説明会を開催しました。
約200名の参加者がありました。ご来場ありがとうございました。
平成31年度の調査は、12月13日に終了しました。
発掘調査の結果、北西側の前方部1段目から、葺石や葺石の基底石を確認することができました。
金蔵山古墳(かなくらやまこふん)
岡山市中区沢田・円山
古墳の形や大きさを明らかにして、史跡指定を目指します。
金蔵山古墳調査風景
令和元年年末より、金蔵山古墳の調査を開始しました。
本年度は前方部を調査し、葺石・埴輪列等遺構の有無を追求する予定です。
前方部斜面の葺石
金蔵山古墳の範囲確認を目的とする発掘調査を、昨年末から進めてきました。
発掘調査も終盤にさしかかり、新知見や成果があがったため、現地説明会を開催します。
本年度は前方部墳頂付近で調査を行っており、前方部斜面の葺石や、平坦面の埴輪列を確認しました。
※発掘現場には、駐車場、現場事務所はありません。
※里山センターから徒歩約30分。途中多少きつい上り坂があります。歩きやすい服装でお越しください。
※少雨決行します。
中止になりました。
令和2年2月29日に予定しておりました、金蔵山古墳の現地説明会は中止となりました。
なお説明会資料は、2月29日以降、当埋蔵文化財センターにて、お渡しいたします。
ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。
令和2年3月19日に、平成31年度の調査は終了しました。
電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く]
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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