2011年11月28日 @環境学習センター「アスエコ」
岡山はESDの地域拠点(RCE)として活動をしていますが、同様に愛知・岐阜・三重の地域もRCE中部としてESDの推進を行っています。今回は、中部地域において活動をされている、EPO中部の新海さんをお迎えし、どういった活動をされているかを伺いました。(参加者は13名でした。)
EPO中部では「ESDでつながろう」ということを目指して、関連する取り組みをつなげることや、ESDを学ぶ機会づくりに取組んでおられます。「ESDコーディネーター養成プロジェクト」「まちじゅうがキャンパス:名古屋環境大学(バーチャルな大学)」「ESD中部イニシアチブプロジェクト」等様々な取り組みをされています。
ESDを取り入れた授業内容や、カリキュラムに対する提案、また、受験に対応するためのESDの活用法をコンサルティングするなど、先生への提案も行われているとか。
また課題として、地域と学校を結びつける役割を果たすコーディネーターが不足していることから、コーディネーター育成が必要となるともおっしゃっていました。
普段知ることの出来ない事例やお話を伺ったことで、目からウロコが落ちる思いがしました。また、岡山から離れた中部でもESDを推進している仲間がいることが心強いとも感じました。
引き続き情報交換を続け、互いに学びあうことができればと考えています。
2011年11月25日 @環境学習センター「アスエコ」
今回は、岡山発のアパレルメーカーでEarth Music & Ecology等のブランドで知られる株式会社クロスカンパニーの平田さんをお迎えし、取り組まれている中国内モンゴル自治区における植樹活動についてお話をうかがいました。
参加者は今年度最高の23名を記録しました!
クロスカンパニーから30名以上の社員の方が現地を訪問され、現地の人々と一緒に植樹活動を行った様子や、現地での食事、道路事情など、経験された方ならではのエピソードをご紹介いただきました。(飛行機で中国に到着してからの移動時間はなんと10時間近く!)
全くの砂漠地帯が、こういった企業・NPOとの連携事業によって再生に向けて歩みだすことはこれからますます必要になっていくと考えられます。
同時に、事業を継続することに対する仕組みづくりや、現地の人々に知識を持ってもらうことなどについては課題があることも学ぶことができたと思います。
これからもESDカフェ等の場をつかって、引き続き企業のCSR活動や地域と力を合わせたESDの取り組みなどをご紹介していきたいと思っています。
2011年11月20日~11月23日 @オランダ ケルクラーデ
11月20日から23日にかけて、オランダ南部リンブルフ州にある都市であるケルクラーデ(人口約5万人)において、国連大学高等研究所(UNU-IAS)主催による、『第6回グローバルRCE会議』が開催されました。
岡山市からは3名が参加し、2014年に開催される第6回グローバルRCE会議の岡山開催に対する要望を伝えるため、岡山市長、岡山ESD推進協議会長からの要望レターをUNU-IASのゴヴィンダン・パライル氏にお渡ししました。
会議のプログラムは以下のとおりです。
会議の運営手順、協議した内容など、岡山での会議開催に向けてとても参考になりました。
岡山は、公民館を中心としたESD活動や、地域・学校・大学等が連携した学びに強みがあるので、国際会議の際はそういった活動も世界各地の方々に見ていただけるようにしていきたいと考えています。
2011年11月17日 @岡山市役所8階会議室
岡山ESD推進協議会の第3回運営委員会が岡山市役所8階会議室にて行われました。
「ESDの10年」最終年会合についての現状報告、重点取組組織のとして新たに『就実森の学校』の指定についての審議、ユネスコスクール助成金についての報告などが行われました。
募集していたESDキャッチフレーズについては、48名から104件の応募があったことが報告されました。
また、来年1月末から市域全体でESDの取り組みを行うESDウィークが始まります。詳しいことにつきましては今後ホームページ等で報告していきます。
その他、日本国内の他のRCEとの連携・交流として「RCEスカイプ会議」「地球市民会議2011」
(9月17日~18日)、アジア太平洋RCE会議(11月2日~11月4日)@タイ、グローバルRCE会議11月21日~11月23日 @ケルクラード(オランダ)の実施等の報告がされました。
2011年11月2日~3日 @タイ チャーム
2011年11月2日~3日、タイ チャームにおいて『第4回アジア太平洋地域RCE会議』及び『アジア地域生物多様性地域フォーラム』が開催されました。
『第4回アジア太平洋地域RCE会議』
『アジア地域生物多様性地域フォーラム』
(Asia Regional Forum on Biodiversity)
場所:ドゥシッ・タニ ホテル(Dusit Thani, Hua Hin)
生物多様性におけるビジネスとコミュニティのパートナーシップ促進、優良事例の展示・紹介が行われました。
2011年11月3日~11月4日 @岡山大学津島キャンパス
岡山大学学園祭が開催された11月3日~4日、環境省中国四国地方環境事務所・岡山市の主催によるブース展示『見て、触って、食べよう!岡山のいきものたち』を以下の内容で開催しました。
岡山市内でESDに取組んでおられる学校などのパネル展示を行いました。
興陽高校、高松農業高校、第一藤田小学校、小串小学校、岡山大学教育学研究科とNPOグリーンパートナーおかやまの共同プロジェクト等。
岡山市内を流れる西川に生息しているエビや魚たちを展示しました。来場者の中には、西川に魚がいることを知らなかった方もいらっしゃったようです。
岡山大学近くの運動公園で採取した「ドングリ」(煎ったもの)の試食。ドングリの種類は「スダジイ」、大好評でした。
現役の魚屋さんによるサワラの「おさかな解体ショー」を行いました。サワラの生態やおいしい食べ方等の解説付きで。
今回の展示をとおして、岡山市内にもたくさんのいきものがいることや、様々な場所でESDの取り組みが行われていることが少しでも知られたらうれしいです。
2011年10月20日 @環境学習センター「アスエコ」
第7回ESDカフェでは、「震災・被災地との関わりから学んだこと」をテーマとして、東日本大震災の被災地でボランティア活動をした方や、岡山での受け入れ活動をされた方など、学生を中心として13名の方にご参加いただきました。
被災地で活動をされた方からは「現地の人の前向きさに自分のほうが元気づけられた」「これから何をするかが大事」「社会の将来、自分の将来について考えた」「人の強さを感じた」といった意見があり、まだ特に活動をしたことがない方からは「実感が湧かない」「大変そうだった」といった意見が出ました。
今後も引き続き「関わっていきたい」「もっと知らなければ」といった意見に加えて、「自分のまちのまちづくりを考えないといけないと思った」など、自分自身でできることは何かを考えようとする発言がたくさんあったことが印象的でした。
今回のように、経験を持つ方とそうでない方がお互いに意見や情報を交換し合うことを通して、さらに学びが深まることが大切だと思います。
そして、自分が今日から何ができるかを考え、行動に移していくことがよりよい未来をつくることにつながっていくのではないでしょうか。
2014年に日本で開催される「国連ESD(持続可能な開発のための教育)の10年」最終年会合が岡山市と名古屋市で開かれることが決まりました。(2011年9月27日)
岡山市ではESD最終年会合の一環として位置づけられる各種ステークホルダーの主たる会合が開催されることとなりました。
岡山市においては、大学や学校、公民館、NPOなどが草の根のESDを展開し、幅広い世代に浸透している点などが評価され、国連機関や研究機関、学校関係者、民間企業、NPOなどの各種会議が開かれる予定となっています。なお、閣僚級会合は名古屋が会場となります。
2011年9月15日 @環境学習センター「アスエコ」
ESDカフェではこれまで、地震・災害など、思わぬ非常事態が起こった際に何が起こるかを考え、自分たち自身が日頃からどのように準備をしておくべきかを学びました。
また、自分ができることだけでなく、家族、近所、地域の人たちとどのように助け合うことが必要かを考えてきました。
今回は今後災害が発生することを想定し、「災害に強い地域社会」について、各地で地域の住民の方々と災害に強い地域社会を考える取組みを進めておられる、NPO法人まちづくり推進機構 岡山の徳田さんに話題提供をいただきました。
徳田さんたちの活動では、行政による「ハザードマップ」とは別に、地域による「防災マップ」の作成のご指導をされています。実際に地域を歩いて、災害を具体的にシュミレーションした上で作成する防災マップは、住民の方にとってもとても重要なものになります。防災マップの作成は、地域住民の方の「参加型」で進めることによって、住民自身の意識が高まるそうです。
岡山では先日台風12号により各地で浸水が発生し、地震・津波だけでなく様々な災害に対する備えが必要だと再認識されたと思います。参加者のみなさんからも、「避難所の周りが冠水していた」「土のう袋を作ろうとしたら土がなかった」「住民の危機意識を高めることが大切」といった意見が出て、参加者の意識も高まったと感じました。
公民館職員の方の参加も多く、引き続き「地域で取り組む防災」「災害が起こっても対応できる地域になるための学び」がますます広がっていくことに期待です。
2011年9月8日 @岡山市役所会議室
岡山ESD推進協議会の第2回運営委員会が開かれました。
13名の委員、事務局が出席し、本年4月~8月までの活動についての報告が行われました。
また、今後の運営等についての意見交換が行われました。
2011年7月4日~9月6日 @ほっとプラザ大供等
岡山市域におけるESDの推進における成果と課題を話し合うため、岡山ESDとりまとめワークショップが7月4日、7月14日、7月28日、9月6日の4回開催されました。ワークショップには、公民館、学校、大学、NPO/NGO、行政など多様なステークホルダーからなる関係者、のべ70名近くが参加し、話し合いました。
ワークショップでは、岡山におけるESDの推進の特徴となる5項目を洗い出し、それぞれの項目ごとにチームに分かれ、これまでの成果と課題について話し合いました。
あわせて、その成果・課題から考えられる2014年までの目標やロードマップについても意見を出し合いました。
今回話し合った内容は資料にまとめ、9月17日~18日の「ESDの10年・地球市民会議2011」において、岡山のESD推進における成果と課題のとりまとめ結果として発表します。
2011年8月25日 @環境学習センター「アスエコ」
これまでESDカフェでは、震災経験者のお話を聞いたり(第1回「震災から持続可能な社会について考える」)、消防署の方からいざというとき何が起きるかの事例をお聞きし、日ごろの心構えや準備など『自助』について考えました。(第3回「もしライフラインが止まったら)
5回ESDカフェでは、災害時など緊急事態において、お互いを支えあうにはどうしたらよいか、近所や地域でどのように助け合えるか、といった『共助』について考えるため2名のゲストからお話を聞きました。
社会福祉協議会では、災害時のボランティアセンターの立ち上げ等すぐに活動を始めるとのことですが、常日頃からの「顔の見える関係づくり」「近所付き合い」が大切であるとのことでした。
また、佐藤さんたちは地域にある吉備公民館と一緒に、地域で「危機に強い人づくり」「地域のリーダー養成」などに取り組んでおられるとのこと。吉備公民館では、ボランティア養成講座を行っていることとあわせ、『体験』によって地域の方々に学んでもらおうと、公民館での避難所体験(1泊2日)を実施したそうです。
座学だけでなく、実際に体験することで多くの気付きがあり、リアルに考えることができるのではないでしょうか。吉備公民館だけでなく、岡山市内の公民館ではこういった取り組みが多く開催されていますが、さらに今後も多くの公民館などでこのような取り組み・学びが広がっていくと良いと思います。
2011年8月17日~8月19日 @岡山市北区建部町ほか
この度の東日本大震災を受け、仙台市・岡山市の政令指定都市というつながりを活かし、被災地仙台市の子どもたちを岡山市に招き、岡山市の子どもたちと一緒に自然体験学習などのESD活動を行いました。
<参加した学校>
仙台市立北六番丁小学校
岡山市立建部小学校
岡山市立竹枝小学校
岡山市立福渡小学校
2011年8月11日 @東京(立教大学)
2014年に「国連ESDの10年」最終年を迎えるにあたり、市民主導でESDを盛り上げていこうという考えのもと「ESDの10年・地球市民会議」が2011年9月17日に開催されます。
地球市民会議では、以下の7つの分科会に分かれてこれまでの総括や将来の取組みに対して協議がされます。
(1)RCE(2)ユネスコスクール(3)CSR×ESD(4)NPO/NGO(5)ESD-J(6)開催都市(7)サイバーネットワーク
今回はその直前の会議ということで、地球市民会議で具体的にどのようなことを協議するかについて話し合い、それぞれの分科会が発表し情報を共有しました。
2011年7月21日 @環境学習センター アスエコ
東日本大震災や福島原発の問題などを受け、関心が高まっているエネルギーをテーマとして考えるため、第4回ESDカフェを開催し、9名の参加がありました。
3.11東日本大震災が起こって以降、「縮原発」「脱原発」や省エネに対する関心がとても高まっており、自然エネルギーの拡大が必要であることなどのご紹介がありました。現在日本での電気発電量では、原子力が3割を占めていますが、水力は1割以下、その他の自然エネルギーの比率は1%未満とのことです。自然エネルギーによる発電では、太陽光の他、風力、地熱による発電も注目されています。
自然エネルギーは地域にある資源を活用し、低いコストで生み出すことができ、特定の地域に負担を強いることなくエネルギーの地産地消が実現でき、地元経済の活性化につながるなどの利点があることもご紹介がありました。また、石油等のように海外での利権争いを引き起こすことがない点もポイントだそうです。
参加者からは、以下のような意見が出ました。
後半では、「電気やエネルギーのこれからを見すえた方向性・ビジョンが必要」また、「100年先を見て判断し、情報を選別していく力を日本人みんなが身に付けることが大切」といった意見も出ました。
限りある食糧や資源、そこから生み出されるエネルギーとどう付き合うかを考え、持続可能な社会を作るためには「話し合い」「学びあい」をする場をより増やしていくことが必要だと思います。
ESDプロジェクトでは、引き続き「震災から学ぶ」をテーマとしてカフェを続けていきたいと考えています。
2011年6月16日 @環境学習センター アスエコ
東日本大震災などを受け防災に対する意識や、災害が起こった際の自分たちの生活や、社会が持続できるかといった課題に対して関心が高まっていることを受け、防災をテーマとして第3回ESDカフェを開催し、16名の参加がありました。
まず、もし「いま」災害が起こった場合の対応として、避難経路の確認を行い、その後、北消防署の職員の方から「災害への対応について」として情報提供をいただきました。東日本大震災、新潟中越地震、阪神大震災等に出動された際のお話をはじめ、岡山市における防災体制としてハザードマップに関することや、公助、つまり消防・自衛隊などによる救助や支援は届くまでに時間がかかるため、自助(自分自身で防災対策を行い助かるようにする)や共助(近所や地域でお互いに助け合う)ことの重要性をお話いただきました。
情報提供を受け、参加された方々と一緒に「現在どのような備えをしているか?」「災害が起きて、電気・ガス・水道などのライフラインが止まったらどうするか?」「大切なものは守れるのか?」といったことを話し合いました。
岡山は災害の少ない土地柄ということもあり、災害時の備え(避難袋を準備している等)をしているという方は、参加者16名のうち3割程度ということも分かりました。
参加者からは、以下のような意見が出されました。
2011年5月28日 @環境学習センター アスエコ
タンザニア出身の「サファリガイド」「キリマンジャロガイド」のリッキー・マーティンさんをお迎えし、『フェアトレード』をテーマとして第2回ESDカフェを開催しました。
参加された方々は、ESDカフェのマスターである中平さん(アスエコ所長)にいれていただいたフェアトレードコーヒーを飲みながら、リラックスしてタンザニアやアフリカの自然・環境・教育・戦争・貧困などについてのお話とあわせて、フェアトレード・トレードフェアのお話を伺いました。
参加者からは、
といった、活発な意見が出されました。
2011年5月26日 @岡山市役所3階
産学官が協力してESD最終年会合を岡山市に誘致することを目指して、「ESD最終年会合岡山開催を実現する会」設立にあたって、発起人会を開催しました。
2011年4月18日 @小串小学校
小串小学校(南区小串)にて、教員の方々を対象としたESD研修会が開催されました。
冒頭で、校長先生より、小串小学校が「受身の学び手から主体的な学び手へ」の実践、「めあて・まとめのある授業」を目標として、ESDの視点をふまえた取り組みをすすめているというお話がありました。
協議会事務局からは、ESD的視点を身につける方法として、
さらに、「ひとりで出来ること」と「みんなでできること」を考え、ふりかえりを行うことが重要であることを確認し、体験し腹落ちすることが大切であることについて考える機会を提供させていただきました。
2011年4月28日 @岡山市勤労者福祉センター
今年度の活動方針などを決定する委員会が開催されました。昨年度の活動報告を行い、本年度の活動についても、啓発活動の強化、若者の参画の促進をはじめ、「国連ESDの10年」最終年会合の誘致について各団体と連携して進めていくなど、今年度の方針や実施計画について決定しました。
2011年4月15日 @岡山市勤労者福祉センター
第1回運営委員会が開催され、昨年度の活動報告・今年度の活動方針などについて話し合われました。
今年度は、2014年に開催される『ESDの10年・総括会議』等の誘致に向け、一般市民向けの啓発活動を強化することや、これからの未来を担う若者の参加を促すことのほか、岡山市全体でESDに対する関心を高めていくように活動を行っていくことなどを協議しました。
2011年4月14日 @環境学習センター アスエコ
『震災から持続可能な社会について考える』をテーマとして、福島県川内村から避難して来られた岡山出身の大塚愛さんを話題提供者として、第1回ESDカフェを開催しました。
最初に、今回の地震により亡くなられた方のご冥福をお祈りし、黙とうを行いました。
大塚さんは、福島第二原発から約22km離れた川内村という場所で、完全自給自足の生活をされておられた方です。電気・ガス・水道なしの生活。
電気はソーラー蓄電池による自給自足、ガスは使わずかまどで料理し、水は近くの沢から調達する生活。家は自分たちで建てられたそうです。
地震と原発事故の後、放射能による影響を心配されて、ご実家のある岡山へ避難してこられました。
大塚さんの体験を語っていただいた後、参加者の方々による意見交換を行い、自分にとっての震災とは何か、どういったことを感じたかを話し合いました。
所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1351 ファクス: 086-803-1777