狂犬病とは、狂犬病ウイルスを保有するイヌやネコ・コウモリなどの野生生物に咬まれたり・引っ搔かれたりすることで発症する感染症です。また、極めて稀ですが、濃厚なウイルスによる気道粘膜感染によっても発症する恐れがある人獣共通感染症です。
狂犬病の主な症状は、発熱・頭痛・倦怠感・食欲不振などです。また脳炎症状では、運動過多・興奮などの症状から始まり、錯乱・幻覚・恐水発作等の筋痙攣を引き起こします。感染から発症までの潜伏期間は咬まれた部位によって様々ですが、一般的には1から2か月と言われ、発症すると、致死率はほぼ100%と言われています。
海外では特に、東南アジアなどで狂犬病が疑われるイヌ・ネコおよび野生動物に咬まれたり・引っ搔かれたりした場合、まず傷口を石鹼と水でよく洗い流し、直ちに医療機関を受診しましょう。また、医師が必要と判断した場合、医師の指示に従って発症予防のためのワクチンを接種してください。接種は複数回受ける必要があります。
狂犬病の流行地域滞在期間中に犬等に咬まれるなど、狂犬病に感染したおそれがある者への対応並びに海外渡航者への事前対応(予防接種など)をお願いします。
「狂犬病の発生地域において感染動物又は感染が疑われる動物による咬傷を受け帰国した者が医療機関に受診した場合の対応要領」については、下記をご覧下さい。
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