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狂犬病予防について

[2010年1月13日]

ID:8228

狂犬病について

狂犬病とは

 狂犬病とは、狂犬病ウイルスを保有するイヌやネコ・コウモリなどの野生生物に咬まれたり・引っ搔かれたりすることで発症する感染症です。また、極めて稀ですが、濃厚なウイルスによる気道粘膜感染によっても発症する恐れがある人獣共通感染症です。

症状

 狂犬病の主な症状は、発熱・頭痛・倦怠感・食欲不振などです。また脳炎症状では、運動過多・興奮などの症状から始まり、錯乱・幻覚・恐水発作等の筋痙攣を引き起こします。感染から発症までの潜伏期間は咬まれた部位によって様々ですが、一般的には1から2か月と言われ、発症すると、致死率はほぼ100%と言われています。

治療・予防

 海外では特に、東南アジアなどで狂犬病が疑われるイヌ・ネコおよび野生動物に咬まれたり・引っ搔かれたりした場合、まず傷口を石鹼と水でよく洗い流し、直ちに医療機関を受診しましょう。また、医師が必要と判断した場合、医師の指示に従って発症予防のためのワクチンを接種してください。接種は複数回受ける必要があります。

海外渡航者の方へ

  1. 渡航前に行き先の流行状況や行動内容を考慮し、必要に応じ予防接種を受けましょう。
    予防接種のスケジュール
    4週間間隔で2回皮下に接種し、さらに6から12か月後に3回目を皮下に接種します。時間がない場合でも、2回以上接種してください。
  2. 渡航中に動物と不用意に触れないようにしましょう。
  3. 万が一渡航中に流行地域で犬等に咬まれた場合には現地医療機関を受診しましょう。
    噛まれた場合は、傷口を石鹸と流水で洗浄し、70パーセントエタノールなどで消毒してください。破傷風感染の危険性も考慮して治療を受けてください。
    噛んだ犬が狂犬病ワクチンを接種されていることが確認できない場合は、狂犬病発症防止の予防接種を検討してください。接種する場合は可能な限り早く行いましょう。
    接種のスケジュールは、1回量を1ミリリットルとして初回接種日から3,7,14,30及び90日後の6回の皮下接種です。
  4. 現地医療機関の受診の有無にかかわらず帰国時に検疫所(健康相談室)に相談しましょう。

医療機関の方へ

 狂犬病の流行地域滞在期間中に犬等に咬まれるなど、狂犬病に感染したおそれがある者への対応並びに海外渡航者への事前対応(予防接種など)をお願いします。

「狂犬病の発生地域において感染動物又は感染が疑われる動物による咬傷を受け帰国した者が医療機関に受診した場合の対応要領」については、下記をご覧下さい。

参考リンク

お問い合わせ

保健福祉局保健所感染症対策課 感染症対策係

所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1290 ファクス: 086-803-1713

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