環境中のアスベスト調査結果

市内における大気環境中のアスベストの実態を把握し、生活環境の保全を行っていくことを目的に、環境大気中のアスベスト濃度の調査を実施しています。

アスベストモニタリングマニュアル（平成29年7月　環境省）に基づき、毎年度調査を行っています。

総繊維状物質（※1）の濃度

• 原則として平日昼間（10時から16時）の連続する3日間
• 吸引流量10リットル／分で連続4時間、空気を捕集します。
• 1地点あたり主要車道路肩から50メートル以上離れた2箇所を選定し、2箇所の間の距離は100メートルから200メートルとします。

• 位相差顕微鏡法にて、捕集した試料の総繊維数を計測します。
• 吸引した空気量で除するなどして総繊維数濃度を計算し、総繊維数濃度が1本／リットルを超過したものについては、さらに電子顕微鏡で確認し、石綿であるかどうか同定します。

本マニュアルにおける定量下限値は、0.056本/リットルです。

本市の調査結果は以下のとおりです。

※1　総繊維状物質とは次の条件にあてはまる全ての繊維状物質のことです。
（1）長さ：5マイクロメートル以上
（2）幅：0.2マイクロメートル以上3マイクロメートル未満
（3）長さと幅の比（アスペクト比）＝3:1以上