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高度処理について

[2017年4月28日]

ID:17455

高度処理とは

大都市を中心に古くから下水を整備している処理場において採用されているのが標準活性汚泥法という処理方法です。
高度処理は標準活性汚泥法では十分に取り除くことのできない窒素やりん等の除去効率向上を目的とした処理方法で、岡山市では全ての処理場で採用されています。

標準活性汚泥法

標準活性汚泥法は、活性汚泥という好気性微生物を含んだ汚泥と下水をエアレーション(散気)によって混合後、最終沈殿池内で活性汚泥を沈殿分離し、上澄水を処理水として流出させる方法です。(二次処理)
しかしこの方法では窒素やりんを十分に除去できず、岡山の場合、閉鎖性水域(児島湾)への放流となるため、水質汚濁防止法の総量規制に対応するため、高度処理を採用しています。

標準活性汚泥法の画像

標準活性汚泥法の処理イメージ図

ステップ流入式多段硝化脱窒法(高度処理)

通常の有機物除去を主とした二次処理で得られる処理水質以上の水質を得る目的で行う処理のことです。
(処理対象物質:浮遊物・有機物・栄養塩類(窒素やりん等)、その他)

ステップ流入式多段硝化脱窒法(高度処理)の画像

高度処理の処理イメージ図

窒素除去

窒素除去の画像
  • 硝化反応
    好気性条件下で硝化細菌が無機性窒素を酸化し、増殖のためのエネルギーを得る。
  • 脱窒反応
    無酸素条件下で脱窒細菌による硝酸呼吸が行われ、窒素ガスを放出する。

りん除去

りん除去(生物学的脱りん)

りん除去(生物学的脱りん)の画像
  • りん放出反応
    嫌気性条件下でりん細菌がりんを放出しその放出エネルギーを使って有機分を体内に貯蔵する。
  • りん摂取反応
    好気性条件下で取り込まれた有機分の酸化とともにポリりん酸を合成する。このとき、放出した以上のりんを摂取する。

りん除去(凝集剤添加)

りん除去(凝集剤添加)の画像
  • 凝集剤との反応
    反応タンクに無機系凝集剤を直接添加しりんを難水溶性の塩として除去する。

お問い合わせ

下水道河川局下水道施設部下水道施設管理課 調整班

所在地: 〒700-8554 岡山市北区大供一丁目2番3号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1506 ファクス: 086-803-1747

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