令和元年9月11日と9月18日に、岡山市北区中牧地内の旭川において、岡山市消防航空隊と中消防署特別救助隊による合同流水救助訓練を実施しました。
岡山市消防航空隊のヘリコプター(通称ももたろう)が、訓練場所に到着しました。
航空隊員が、ホイストと呼ばれる巻き上げ機を使用して、旭川の対岸へ救助隊員を輸送しています。
航空隊のヘリコプターで救助隊員を対岸へ輸送しています。
救助隊員2名が対岸へ輸送されました。
続いて、航空隊員によりバックアップラインと呼ばれるロープの展張を実施しています。
バックアップラインとは、河川に対して45度の角度で張るロープのことです。川に流されている要救助者がそのロープを掴むことによって、川の流れを利用しながら陸へ安全に救出することができます。
航空隊員により、長さ200メートルのロープを川に接水させないよう慎重に操作しながら吊り上げています。
航空隊によりバックアップラインに使用するロープが展張されています
この黄色いロープを対岸にいる救助隊員に渡してバックアップラインを作成します。
続いて、要救助者が川に流されているという想定で、ヘリコプターによる救出訓練を実施しました。
航空隊員がヘリコプターに吊られ、川に流されている要救助者を救出しようとしています。
航空隊員が川に流されている要救助者に接触しました。
救助用縛着器具を使用して、迅速に要救助者を縛着し救出します。
川での水難事故は、時間経過とともに状況が変わります。そのため、早急な救出が必要になります。
岡山市消防航空隊と合同訓練を実施することにより、今まで以上に迅速な救助活動を実施できるようになりました。今後も引き続き定期的に合同訓練を実施し、さらに救助技術と連携を深めていきたいと思います。
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