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災害対応ピクトグラム

[2020年8月13日]

ID:23389

ピクトグラムとは

 ピクトグラムとは、一般的に「絵文字」や「絵単語」と呼ばれ、何らかの情報や注意を促すために表示される視覚記号の一つです。 日本においては、まだ外国語でのコミュニケーションをとることが困難であった1964年の東京オリンピックの際に、日本人と訪日外国人のコミュニケーションを円滑に繋ぎ、国籍や言語の違いに関係なく正確な情報を伝える目的で導入されたのをきっかけに、その後国内に広く普及していきました。

 代表的な例には、トイレのマークや非常口のマーク等があります。

ピクトグラム

災害対応ピクトグラム

 岡山市消防局では、平成28年度より川崎医療福祉大学と共同で、NBC災害時の効率の良い救助活動を行うことを目的に絵文字を使用したツール「災害対応ピクトグラム」を開発し、その効果と趣旨をご理解いただいた全国の消防機関や官公庁において活用いただいております。

 実際に、大規模商業施設での災害発生時において多数の一般市民を避難誘導する際、全員への意思疎通を図るため災害対応ピクトグラムを使用したところ、救助者の目的が瞬時に伝わり、効率の良い避難誘導・指示が可能となりました。

 申請については、本ページ下部に添付しております「災害対応ピクトグラム申請書」に記載し、各申請窓口へご提出ください。


ワンタッチバルーンとピクトグラム
ピクトグラムの種類

 今回開発した「災害対応ピクトグラム」は次のとおりです。      

1. 「歩いてこちらへ」

2. 「服を袋へ」

3. 「ポンチョを着る」

4. 「タグをつける」


災害対応ピクトグラムの活用例

 ショッピングセンターや病院等、多くの人が集まっている場所で大規模災害が発生した場合、一刻も早いトリアージ場所の設定や避難場所への誘導が必須となります。

 エアーポールにピクトグラムを印刷したものを、誘導場所へ設置することで、遠くまで多くの人の目に留まり、避難誘導の効率化を図れます。また、ピクトグラムをカラー印刷したものをカラーコーン等に貼り付ければ、誘導動線を作ることができるので、一定方向への避難が可能となり、要救助者の心理的不安の軽減にも繋がります。

 また、持ち手を付けて避難誘導を行えば、声だけで呼びかけるよりも効果的な避難誘導が可能となります。

訓練でのピクトグラムの使用例

【参考】災害対応ピクトグラム作成要領

災害対応ピクトグラムの作成例を公開しますので、参考にしてください。

災害対応ピクトグラム作成要領

Adobe Acrobat Reader の入手
PDFファイルの閲覧には Adobe Acrobat Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe社のサイトから Adobe Acrobat Reader をダウンロード(無償)してください。

1:プラスチックダンボールを2枚用意します。

プラスチックダンボールを用意します。

2:印刷したピクトグラム(A3用紙2枚に分割)をプラスチック段ボールへ貼り付けます。

災害対応ピクトグラムを印刷して貼り付けます。

3:2枚のプラスチックダンボールを結束バンドで締めこみます。

2枚のプラスチックダンボールを締めこみます。

4:災害対応ピクトグラム完成

災害対応ピクトグラム完成図

災害対応ピクトグラムの申請について

【消防機関・官公庁】

岡山市消防局警防部警防課まで申請をお願いします。

お問い合わせ

【消防機関・官公庁】
岡山市消防局警防部警防課
電話: 086-234-1197/ファックス: 086-234-1059
Email:keibouka@city.okayama.lg.jp

 



【民間企業・各種団体等】

川崎医療福祉大学医療福祉マネジメント学部医療福祉デザイン学科まで申請をお願いします。

お問い合わせ

【民間企業・各種団体等】
川崎医療福祉大学医療福祉マネジメント学部医療福祉デザイン学科(担当:中村)
電話:086-462-1111/ファックス:086-462-1193
Email:design-pict@mw.kawasaki-m.ac.jp