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社会科見学だ!地域のくらしを守る消防のしごとシリーズ(2.消防の車両と道具と施設)(岡山市東消防署)

[2020年11月4日]

ID:25408

消防の車両と道具と施設を見ていってね♪

 「消防士」はたくさんの種類の車両を扱います。
 水を放水する「消防ポンプ車」、
 病気やけがの人を運ぶ「救急車」等たくさんあります。
 また車両ごとに、車両の特性に合わせた道具(資機材)が、
 限られたスペースを生かして 搭載されています。
 さらに、消防署や出張所等の施設(建物)にも、
 現場活動を支える工夫がなされています。

 火災を防ぐために
 消防士は多くのモノを使用します。
 車両だったり
 装備だったり
 建物の設備だったりします。
 これらのたくさんのモノを
 使いこなせるように
 訓練をしています。
 これらについてご紹介します。
 音声解説(ダウンロード)

消防車の吸管(吸水管)

 消防車から放水するためには、
 まずは、川や消火栓から水を吸い取らなければなりません。
 水を吸い上げるための吸管(吸水管)の重量は重く、
 また、吸い上げる際にごみを巻き込むと、
 水を吸い上げることができません。

 消防車両についている
 後部のグルグルと巻かれた
 ホースは吸管と呼ばれます。
 よく水を出すところと間違われますが
 実は水を吸うところです。
 毎分500リットル以上の水を
 吸い上げることができます。
 水深があるときは
 2本の管をつなげて使ったりします。
 音声解説(ダウンロード)

救急車の内部

 救急車の内部は、処置ができるように
 普通の車よりは広く作られています。
 しかし、作業スペースを確保すると
 収納スペースが少なくなります。
 少ないスペースを有効に活用しつつ、
 活動は多彩にできるように物品を配置しています。

 救急車の内部には
 酸素マスクやAEDがのっています。
 すぐに取り出せるように
 毎日整理整頓しています。
 また、品切れにならないように
 ストックを準備しています。
 毎日いろいろな人を運ぶので
 搬送後は、毎回、消毒を行い
 感染を予防しています。
 音声解説(ダウンロード)

ホースカー

 消防ホースの長さは1本20メートルですので、
 100メートル伸ばすとなると5本も必要になります。
 そこでホースカーにあらかじめホースを詰め込んでおいて、
 ホースカーを引っ張るだけで、簡単にホースが伸ばせるようにしています。
 遠くの現場では、とても楽になるので大活躍します。
 ただし、坂道は重いのですごくしんどいです。

 火災現場が水源から遠いとき
 このホースカーを引っ張って
 ホースを伸ばしていきます。
 全部のホースを伸ばすと
 100メートル以上も伸ばせます。
 山火事で坂道を駆け上がると
 足がパンパンになります。
 普段はポンプ車の後部に
 収納されています。
 音声解説(ダウンロード)

ホースカーへのホースの収納の仕方

 ホースカーのホースを伸ばしきると、もちろん空っぽになります。
 次の火災に備えて、もう一度ホースカーの中にホースを入れます。
 火災を消した後に、疲労がたまっている状態で、
 延々とホースを入れていくので、なかなかしんどい作業です。
 たた、みんなでやると意外に早く終わるように感じます。

 ホースカーを使用した後は
 人力でホースを収納していきます。
 先輩と後輩が協力して
 ホース10本以上を蛇腹折りにして
 順序良く入れていきます。
 手早く入れないと
 次の火災があった時に遅れるので
 手早く確実に入れていきます。
 音声解説(ダウンロード)
 

 

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