令和2年度上半期の消費生活相談の概要がまとまりました。
◎岡山市消費生活センターに令和2年度上半期(4月~9月)に寄せられた相談状況の特徴
新型コロナウイルス関連の消費生活相談が250件寄せられたこともあり、前年度同期より相談件数が増加しました。新型コロナウイルスに関する相談の多くは、特別定額給付金をはじめとした国の施策についての問い合わせや、社会不安、マスク等衛生品の販売方法についての苦情等の相談です。6月以降の相談は減少傾向ですが、今後も注意が必要です。
前年同期と比較して顕著なのは、健康食品、化粧品、保健衛生品、放送・コンテンツ等の、インターネット通販関連のトラブルです。これらの合計は368件と、前年度同期より、134件も増加しており、新型コロナウイルスによる外出自粛でインターネット通販の利用が増えたことが関係している可能性があります。具体的には、「お試しで1回だけのつもりで通信販売を利用して健康食品や化粧品を購入したが、しばらくたって2回目・3回目の商品が届き、高額請求を受けた。」といった、いわゆる『定期購入』によるトラブルの割合が多くなっています。通信販売には、クーリング・オフ制度が無く、解約・返品については事業者の特約に従うことになります。購入前には必ず事業者の規約を熟読し、トラブルを未然に防ぎましょう。
みなさんの身近なところでも、トラブルに巻き込まれる方がいらっしゃるかもしれません。一人で悩まず、ご近所でも声を掛け合って、消費者トラブルに遭わないよう気を付けましょう。消費生活センターが受けた相談は、個人情報を除いて全国で共有され、問題のある事業者への対応や指導に生かされる仕組みになっています。ある一人の市民からの相談が、被害の抑止につながることもあります。少しでも不審に感じた時は、消費生活センターにご相談ください。
岡山市消費生活センター(市役所本庁舎2階)
相談電話:086-803-1109
相談時間:午前9時から午後4時まで ※土曜・日曜・祝日・年末年始を除く
所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1105 / 086-803-1109(消費生活相談専用) ファクス: 086-803-1724