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子どもの定期予防接種 五種混合(四種、二種)

[2025年7月28日]

ID:51138

五種混合ワクチン

 令和6年度から従来の四種混合ワクチンに代わり、五種混合ワクチンが開始されます。

 ただし、特例措置として当面の間は、四種混合及びヒブワクチンの使用が認められています。

五種混合ワクチンとは

五種混合ワクチンとは、ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・ヒブ感染症を予防する不活化ワクチンです。

  • ジフテリアとは

 ジフテリア菌によって発症する感染症です。主に気道の分泌物によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。その毒素が心臓の筋肉や神経に作用することで、眼球や横隔膜などの麻痺、心不全を引き起こすことがあります。

  • 百日咳とは
 百日咳菌によって発症する感染症です。主に激しい咳を伴う病気で、1歳以下の乳児、特に生後6か月以下の子どもは重症化した場合に亡くなってしまうことがあります。主に気道の分泌物によって感染し、咳のために乳幼児では呼吸ができなくなるので、全身が青紫色(チアノーゼ)になったり、けいれんを起こすことがあります。
  • 破傷風とは
 破傷風菌によって発症する感染症で、感染した場合に亡くなる割合が非常に高い病気です。主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし、毒素がさまざまな神経に作用します。口が開き難い、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便の障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体が弓のように反り返ったり、息ができなくなることがあります。
  • ポリオ(急性灰白髄炎)とは
 ポリオウイルスが人の口の中に入り、腸の中で増殖することで感染します。多くの場合、感染しても明らかな症状は現れずに、知らない間に免疫ができます。しかし、腸管に入ったウイルスが脊髄の一部に入り込み、主に手や足に麻痺が現れ、麻痺が一生残ってしまうことがあります。
  • ヒブ感染症
 インフルエンザ菌b型に感染することで発症する感染症です。感染をしてもほとんどの場合症状がありませんが、まれに発熱や嘔吐、頭痛を伴うことがあります。また、症状が進行すると肺炎や敗血症、髄膜炎などの重篤な諸疾患を引き起こすことがあります。

五種混合ワクチン
種類標準的な接種年齢
(接種可能な年齢)
回数標準的な受け方
1期初回 生後2か月から7か月未満
(生後2か月から90か月未満)
3回4週間から8週間の間隔を空ける
1期追加初回終了より6か月から18か月後
(生後90か月未満)
1回1期初回終了後、6か月以上の間隔を空け
て1回接種

四種混合ワクチン

 四種混合ワクチンを一度でも接種したことがある方は、原則、初回接種と同一の四種混合ワクチンを接種することとされています。

 ※ただし、やむを得ない理由(流通状況によりワクチン入手が困難等)により市が認めた場合、五種混合ワクチンとの交互接種を行うことができる場合がありますので、詳細はかかりつけ医や接種を行う医療機関へご確認ください。

二種混合ワクチンとは

 二種混合ワクチンは、乳児期に接種したジフテリア・破傷風の予防接種の追加接種です。四種混合ワクチンまたは三種混合ワクチンの接種によってついた基礎免疫が、大きくなるにつれて下がってくるところで、二種混合を接種することにより、ジフテリアと破傷風に対する免疫機能をより長く保つことができます。

二種混合ワクチン
標準的な接種年齢(接種可能な年齢)回数
11歳(11歳から13歳未満)1回

お問い合わせ

保健福祉局保健所感染症対策課 企画調整係

所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1262 ファクス: 086-803-1713

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