エイズはHIVウイルスに感染して起こる病気です。感染後、数年から10年は無症状ですが次第に免疫力が低下して、エイズを発症します。早期治療により、発症の時期を遅らせることが可能です。
HIVに感染すると数週間以内にインフルエンザに似た症状が出ることがあります。
上記症状が出た後は、自覚症状のない時期が数年続いたのち、エイズを発症します。
コンドームを正しく使用することで予防ができます。オーラルセックス(口腔性交)で感染をする恐れがあることから、性行為のはじめから終わりまでつけておくことが必要です。
HIVに感染してから血液中にHIVの抗体ができるまで、少なくとも6週間から8週間かかると言われています。
性行為などの接触から12週間以上経過してから検査を受けると、確実な結果が得られます。岡山市保健所では、エイズ・性感染症についての相談や検査を行っています。秘密厳守、無料、匿名です。疑問や不安に思っていることがありましたら、気軽に利用してください。検査には事前の予約が必要です。詳細は下記のホームページをご覧ください。
エイズ患者数やHIV感染者数は下記のホームページをご覧ください。
岡山市では、エイズ/HIVに関して下記の取り組みを行っています。
1.エイズ・性感染症・性教育出前講座
地域団体、企業、学校などが行う講習会に講師を派遣します。
2.ビデオなど機材貸出、パンフレット提供
講習会などでご利用ください。
3.世界エイズデー関連事業
12月1日「世界エイズデー」に関連して様々な啓発事業を行っています。
世界エイズデー(World AIDS Day:12月1日)は、世界レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。
U=Uとは、Undetectable(検出限界値未満)=Untransmittable(HIV感染しない)の略のことで、血液中のウイルス量が最低6ヶ月以上継続的に検査で検出できない程度に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することがないことを示しています。
これまでHIV/エイズに対して様々な取り組みがなされてきました。治療法も進歩し、その結果HIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズ発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。
今年度の「世界エイズデー」キャンペーンテーマは、この「U=U」という言葉を知ることを契機に、もう一度HIV/エイズのことを皆で考えてみましょうというメッセージが込められています。
大切なことはHIVの感染を早期に発見し、エイズの症状を発症する前に適切な治療を受けることです。
ぜひこの機会に検査を受けてみませんか。
世界エイズデーにちなみ、岡山市ではエイズキルトパネル展を開催します。
所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1290 ファクス: 086-803-1713