新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえ、今後の感染症の発生及びまん延に備えた研修・訓練の実施に取り組んでいるところです。
今年度は以下のとおり、実施しました。
市内の医療機関や保健所職員らを対象に、平時からの感染症発生時の関係機関連携やリスクアセスメントの強化を目的とした机上訓練(ブラインド訓練)を実施しました。
※ブラインド訓練とは、疾患名を含む患者想定を模擬患者役以外の参加者に明らかにしないことで、より実践的な訓練を行うものです。
訓練の実施に当たり、神奈川県川崎市が実施している「感染症患者対応ブラインド訓練」を参考に、川崎市健康福祉局安全研究所企画調整担当部長 三﨑貴子氏や川崎市健康福祉局保健医療政策部医療政策担当部長 小泉祐子氏にご協力をいただきました。
・開会挨拶:岡山市保健所感染症対策課 課長 鈴木靖彦
・机上訓練 講師:川崎市健康安全研究所 企画調整担当部長 三﨑貴子氏
参加者に疾患名や症状を事前に周知しないブラインド形式で実施した。発熱や嘔吐などの症状を訴える模擬患者役が医療機関を受診する設定で、患者の探知から適切な医療の提供、まん延防止までの一連の流れを確認した。参加者は患者から、症状や食べたもの、海外渡航歴などを聞き取り、各職種や医療機関、保健所と連携を取りながら患者対応に当たった。また、各グループの代表者による中間・最終発表で対応状況の共有を行った。訓練後、院内外での情報共有の方法や連携体制など、感染症発生時における具体的な課題が抽出された。
感染症対策課長挨拶
講師(川崎市健康安全研究所 三﨑貴子氏)
訓練の様子:模擬患者が医療機関を受診し、
患者対応に当たっている様子
訓練の様子:模擬患者への対応方法や課題などを抽出する様子
各グループで抽出された課題を発表
保健所長閉会挨拶
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