期間 令和7月4日(木曜日)から8月4日(日曜日)まで
場所 岡山市立中央図書館 2階視聴覚ホール前 展示コーナー
近代の河川改修以後、少なくとも岡山市の中心市街では水害の記憶が遠のきましたが、歴史上、低平な岡山平野で暮らす人々は、たびたび大規模な水害に見舞われてきました。そこで図書館が所蔵する江戸時代以降の岡山の水害記録をひもとき、それらが語る教訓を考えてみます。
<おもな内容>
・岡山平野は水害に悩まされてきた地域です。記録に残るだけでも岡山藩主・池田光政の治世の承応大水害以降、おおよそ数十年おきの頻度で甚大な被害をもたらす水害が起こってきました。
・江戸時代の水害の記録としては、破堤箇所と浸水地域を描き留めた絵図や、村の名主たちが被災した人と家屋の数を書き上げて報告した文書などが残っており、これとあわせて近代にあった明治25年と昭和9年の水害の記録や写真なども紹介し、合計で17点の資料を展示しています。
・当時の人々は、その時代なりのしかたで水害に対処してきました。危機管理のあり方や、被害の把握方法、治水への努力など、残された記録を通して歴史から学べば、現代にも通じるような古くて新しい課題が浮かび上がってくることでしょう。
津高郡辛川市場村一宮村今岡村中川前堤上置一件論所絵図 文化十五年亥三月
詳しい説明
添付のPDFファイルから詳しい解説をダウンロードできます(紙の両面に刷って綴じると簡単な冊子になります)
所在地: 〒700-0843 岡山市北区二日市町56 [所在地の地図]
電話: 086-223-3373 ファクス: 086-223-0093