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企画展「敗戦後の岡山 画家・佐藤一章が描き残したスケッチ」

[2024年8月9日]

ID:63445

概要

会期  令和6年8月8日(木曜日)から9月1日(日曜日)まで

               毎週月曜日は休館(ただし8月12日(振替休日)は開館)

会場  岡山市立中央図書館 2階視聴覚ホール前 展示コーナー (入場無料)


<内容>

 敗戦後の岡山の街を描いた洋画家・佐藤一章の水彩スケッチのうち、岡山市立図書館に所蔵されている全13点を展示します。そして画家が同じ時期に新聞に連載したコラムの文を手掛かりに、スケッチにどんな思いが込められているのかを考えてみます。

・矢掛町出身の洋画家、佐藤一章(明治38年生れ、昭和35年没)は、東京美術学校卒業後、帝展で活躍しますが、戦争が激しくなった昭和20年には岡山市へ転居し、やがて応召されて九州に配属され、終戦を迎えます。戦後しばらくしてからの彼の活躍はめざましく、岡山の文化の復興に大きな役割を果たしました。昭和23年には日展の岡山開催に尽力し、昭和25年から同30年までは岡山大学の美術科教授に就任し、後進を育てました。

・除隊後間もない頃の彼が昭和20年秋に焼け跡が広がる岡山市内の各所で描いた水彩スケッチは、敗戦後の市街と、そこで暮らす人々を活写しており、その時の写生ならではの臨場感を放っています。

・スケッチのいくつかは佐藤の短い文を添えて昭和20年11月に合同新聞(現在の山陽新聞)に連載されました。その中で彼は、人々が混乱と窮乏と虚無感の中で懸命に生きる様子を語っています。すさんだ人心への辛辣な言葉も時折述べますが、それが逆に復興への強い思いをにじませています。

<関連講座>

 「佐藤一章の戦後のスケッチを読み解く」

日時  令和6年8月11日(日曜日) 午後2時から午後4時まで 

会場  岡山市立中央図書館 2階視聴覚ホール

     定員60名(申込受付なし、当日先着順) 聴講無料

講師  飯島章仁(当館学芸員) 

詳しい解説

  • kaisetsu (PDF形式、4.30MB)

    PDFファイルで展示の詳しい説明をダウンロードできます。 紙の両面ずつにプリントすれば簡単な冊子になります。

お問い合わせ

教育委員会事務局生涯学習部中央図書館

所在地: 〒700-0843 岡山市北区二日市町56 [所在地の地図]

電話: 086-223-3373 ファクス: 086-223-0093

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