岡山市埋蔵文化財センターでは、毎月第三土曜日(※)に、岡山市の文化財に関する講座やワークショップ、遺跡見学会などのイベントを開催しています。
令和8年度のテーマは『瓦』です。
岡山市内からは、飛鳥時代から近世に至るまで、お寺やお城を中心にたくさんの瓦が出土しています。瓦を楽しむために、初めての人にもわかりやすい瓦の見方講座から、詳しく知りたい人も楽しめるようなちょっぴりニッチなお話までする予定です。また、12月と1月には講師の先生をお呼びし、特別講演会を予定しています。
※1週間程度前後する場合がございます。詳しくは予定表をご確認ください。

ダウンロード
【写真:幡多廃寺出土の瓦】
●講座 水川慶紀(岡山市埋蔵文化財センター)
古代寺院が成立するとともに、瓦も日本に伝わりました。こうした、瓦は、日本風にアレンジが加えられ、各地に広がりを見せます。 ここ岡山市(備前・備中地域)も例にもれず、様々な瓦が発掘調査で出土しています。今回の講座では、日本に瓦が伝わり、どのように広がり を見せたのか、その頃の岡山の古代寺院の瓦はどうであったかという点をお話しします。
【写真:賞田廃寺出土の瓦】
●遺跡紹介 辛川あかり(岡山市文化財課)
岡山市中区賞田の竜ノ口山塊の南裾部に建てられた、岡山県内でも最古の古代寺院の一つです。創建後、古代豪族の上道氏の墓とされる唐人塚古墳が、西の尾根を挟んだ場所に築かれることから、賞田廃寺は上道氏の氏寺である可能性も指摘されています。賞田廃寺は平成13~16・18年に、史跡整備に伴う発掘調査が行われ、金堂や塔、それらを囲む施設、工房が確認されました。飛鳥時代から室町時代まで続いた寺院の衰勢を、遺物や遺構からみていきます。

【写真:木下利玄生家の瓦】

【講座の様子】
●講座 要川原野(岡山市文化財課)
屋根に葺かれていて、普段は気にも留めない存在でもある「瓦」。しかし、瓦は古くから存在する上に、形状だけでなく文様など複雑な要素を持っており、考古学において重要な研究対象とされてきました。
今年度の初回は、瓦の入門講座ということで、瓦とは何か、作り方、歴史的変遷など、瓦について読み解く際に必要となる基礎的な内容を紹介します。
【網浜廃寺出土の瓦】

【遺跡紹介の様子】
●遺跡紹介 水川慶紀(岡山市埋蔵文化財センター)
岡山市埋蔵文化財センターの所在する中区網浜。この網浜の地にはかつて「網浜廃寺」と呼ばれる古代寺院がありました。
今回は、発掘調査もされていない謎の古代寺院の網浜廃寺について、瓦などの遺物からみていきたいと思います。
なんと埋文センターから距離100mの遺跡紹介史上、最も激近な遺跡の紹介となります!!
所在地: 〒703-8284 岡山市中区網浜834-1 [所在地の地図]
電話: 086-270-5066 ファクス: 086-270-5067