将来は「農業生産法人」設立を視野に入れ、耕作放棄地を活用した大麦・ソバ栽培を、地域住民・NPO法人・企業等が連携して行うことで、新たな地域資源(特産品)の開発を進めるとともに、耕作放棄地対策や過疎化への対応、移住定住推進活動など地域コミュニティの活性化を目指す。
2016年8月6日(土曜日)に御津公民館で「地産地消料理セミナー」が行われ、たくさんの子どもたちと一緒にのっぷもおじゃましてきました。
今回は地元で収穫した「自然農大麦」を使って公民館、NPO法人岡山市子どもセンターとの協働により「地産地消料理セミナー」が開催されました。当日は地元の子どもたちとお父さん、お母さん、そして麺づくり工程を指導するスタッフで公民館の料理実習室は大にぎわいでした。みんなで「自然農大麦ワッフル」や「無添加の大麦入りのうどん」を練り、打ち、麺切り、そして美味しくいただきながら、スタッフから作物づくりに関係する、大変だけどやりがいのあるお話を聞いたんだよ。
須々木委員長、景山副委員長によると「地元の耕作放棄地で収穫した『自然農大麦・蕎麦』を通して、自分たちで栽培し、収穫、そして消費する事の大きな意味を子どもたちに感じ取ってほしい。そして地産地消の輪を広げていき、地域の活性化、名産品づくり、また耕作放棄地の減少に少しでも力になれればと思っています。」との事でした。
今後、学校や各団体に呼びかけ子どもたちの参加数を増やしていき、もっと地域が活発になっていけばいいなあ。のっぷは「自然農大麦ワッフル」が大好きです。
事業の伴奏支援を行っているESD・市民協働推進センターより、この事業の特に注目すべき点や応援メッセージをご紹介します。
過疎化、高齢化、耕作放棄地の拡大など、牧石・御津学区が抱える喫緊の課題を大麦や蕎麦の栽培・販売を通じて解決することを目指した意欲的な取組です。2013年の事業開始以降、自然の影響もあり安定的な収穫に至らない、製粉ができないなどの困難もありましたが、2016年度事業でいよいよ商品化のめどがたち、2017年度から商品開発の段階へ進む見込みです。
本事業は商品開発、販売のみを追求するのではなく、公民館や地元飲食店との連携による「地産地消料理会」の開催や「種まき・収穫体験会」の実施を通じて地域に根差した取り組みとなることも目指しており、特にソバの品質の高さから、少しずつ地元での認知やファンが拡大しています。
ビジネスとして成立させることは決して簡単ではないと思われますが、地元の支援や理解を増やしていくことが課題解決の近道になるはずです。