地元歴史家による小学生への講和
実施学区 浮田小学校区
実施団体 亀山城跡保存会
地域の新しい住民や若い世代には、地元亀山城の歴史的価値を確認する機会が少なく地元への愛着も薄れています。そこで学区民に郷土の偉大な先人たちと岡山市指定のこの歴史遺産を正しく理解してもらい、持続可能な維持・管理に展開していくとともに、子どもたちが愛着をもてるような場所になることを目指し、2014年度に「亀山城跡しおり」を作成し、地域の子どもたちとの清掃活動、亀山城をテーマとした講演会を開催しました。
2015年度以降も清掃活動、講演会を継続し、しおりを活用したPR活動、専門家を招いた勉強会も行っています。2017年度は地域の子どもたちが亀山城跡に親しむ活動を今まで以上に加えます。伐採活動の様子
2017年11月9日(木曜日)に保存会のメンバーによる亀山城本丸跡広場に茂っている大きな木の伐採活動が行われ、のっぷもおじゃましてきました。切り倒していくたびに視界が開け、うっそうとしていた本丸跡に暖かい日差しが差し込んできました。
伐採し枝討ちした木は、自然乾燥をしてから、「木工教室」で使用します。伐採木を使った「木工教室」
2017年12月17日(日曜日)には午前中、上道中学ボランティア学生の皆さんと亀山城跡付近の清掃活動、お昼から浮田小学校で「木工教室」が開かれました。
先月伐採した木を使った木工教室では、ペンダントやブローチ、名札、コースターそして手作りの椅子や机まで、保存会の方に手伝ってもらいながら作っていました。手作りの活動掲示板
保存会組織の中には『亀山城跡保存会子どもクラブ』があり、彼らが積極的に新しいアイデアや提案をしてくれます。浮田小学校正門前の手作りの活動掲示板もその一つ。学校と協働で田植えや稲刈りなどの活動もしていて、子どもたちとの絆も深まっているそうです。
「子どもたちに、ここに素晴らしい歴史遺産がある事をいつまでも後世に語り継いでいってほしい。」と保存会の方は仰っていました。添付ファイル