イノシシ被害の影響で耕作放棄地が益々増加し、また農作物被害に留まらず人災の危険性も出てきた地域の課題に対して、イノシシの好まない梅・オリーブ等の木々を植樹し耕作放棄地対策を行うと共に、地域の特産物づくりを目指す。
2016年7月6日(水曜日)に光南台地区で行われた「耕作放棄地除草整備」に、のっぷもおじゃましてきたよ!
光南台地域内の耕作放棄地約3,000平方メートルを、地元のボランティアの方々が集まって、草剤をまき整備しました。ボランティアの皆さんは、大型の散布用機器を持ち込み、背丈ほどに伸びた野草が覆い茂った放棄地に入り、奥から順番に除草剤を散布していました。
鳥獣被害対策協議会の皆さんのお話によると「放棄地をそのままにしておくと、イノシシが現れ付近の農作物に被害が出る。特に民家に近い放棄地では、人災の恐れも出てくるため、放っておくことはできない。最近被害が急増しており、少しでも放棄地を減らし、山にドングリを植えて、イノシシと共存できる環境を急いで作らなければいけないと考えています。」と話してくれました。
この日も気温35度を超す炎天下、汗びっしょりになりながら地域の事を思い活動されている皆さん、本当にありがとうございます。
イノシシと共存する、アイデアで解決だね!
事業の伴奏支援を行っているESD・市民協働推進センターより、この事業の特に注目すべき点や応援メッセージをご紹介します。
これまでの事業を通じて2地域・約530坪の耕作放棄地が復元されており、面積、住民への認知ともに着実に広がりを見せているほか、農地整備やノリ網の使用など多様な手法を用いることによってイノシシの出現も減少傾向にあるようです。
特産品の開発に至るまでにはまだ時間を要する見込みですが、他の地域にとっても大きな可能性を示すものになるため、焦らず、着実に取組を進めていただきたいと思います。