西川緑道公園沿いエリア(本町・錦町・幸町・平和町・磨屋町・田町:6町内)は、都市中心部にありながら自然が身近に感じられる場所で、南北に細長く伸びた公園周辺では、ロケーション人気は高まっており、人口流入も増えている。
この西川エリアの魅力を高めるためには、「事業者」「住人」「観光客・ビジネスマン」という3つのキーマンの関係性を構築しながら、長期的視点にたって「まちの付加価値を高める=まち育て」に取り組み、地域の開発計画、魅力づくり計画をたてていく必要がある。
しかし、この地域の主力産業である飲食業は、組織や横のつながりがなく、まちでの取り組みにあまり参画できていないため、地域を巻き込んだ事業を実施できていない。
西川エリアの良好な環境や地域価値の維持向上を目指すため、その第一歩として主力産業である飲食分野を切り口として横のつながりを深めて、まちづくりに関わる仕組みを作るとともに、民間事業者のイベントや、岡山市主導の官民共同事業と連携して西川エリアの魅力づくりに取り組むことを目指す。
まずは、西川エリアの地域資源・主力産業(飲食)である飲食業同士の横のつながりを深め、その組織が地域の方々とともに、まちに関わりをもっていけるような仕組づくりをすすめる。
行政や地域住民、公園利用者等と協力し、岡山中心市街地全体での西川エリアの役割とエリアブランドイメージを明確化する。行政や地域住民、公園利用者等と協力し、岡山中心市街地全体での西川エリアの役割とエリアブランドイメージを明確化する。しくみづくりを目標とした事業であり、具体的なビジョンや短期的な成果が示しづらいことから、理解や賛同を得るために一定の期間を要することが予想されていましたが、着実な変化を確認することができた一年となりました。
特に警察と町内会との協力関係が実現したことで、地域の安全・安心の向上に寄与する具体的な展開が期待されるようになっており、住民、事業者、観光客などに協議体の恩恵が伝わるようになれば参加・支援の広がりは加速度を増すと思われます。
平成31年度事業では認知の拡大と合わせて、わかりやすく、象徴的な事業の確立・成果の追及を期待したいと思います。