高潮や津波、液状化などの災害から、地域住民同士の自助・共助により安全・安心に避難できるように、各自主防災組織の充実と開成学区全体での防災意識向上教育を目指す。
2016年9月25日(日曜日)、開成小学校で開かれた「開成学区民運動会」にのっぷもおじゃましてきました。
この運動会の特徴的なのは防災に関するプログラムを取り入れて、みんなで楽しみながら防災の啓発を行っているところ。
「安全搬送競争」「おいしい非常食づくり」「開成○×クイズ」という3つのプログラムを通して、学区民の災害時の対応力をアップし、防災意識を高めています。
特に竹の棒と毛布で簡単に作る事が出来るタンカはいざという時に大変役立つ知識だなと感心しました。
5月に学区全体で行った避難訓練には約550名の参加者があり、三角巾の応急対応などを学びました。7月には防災意識向上の為、防災学校を開き約80名の参加者があり、防災知識の向上を図りました。12月には婦人・高齢者を中心に避難訓練を実施する予定です。
開成学区防災実行委員会の梶原代表によると「数多くの年間防災活動を通して、まずは学区民に参加してもらい、無意識のうちに防災意識・知識を高めてもらいたいと思っています。」との事でした。
みんなが気軽に参加して、楽しみながら防災知識が増えていくんだね。
事業の伴奏支援を行っているESD・市民協働推進センターより、この事業の特に注目すべき点や応援メッセージをご紹介します。
高波、液状化など、実際の被害想定に基づいて訓練のプログラムが検討されているため住民の防災意識や連帯感が高まりやすいほか、講演会やクイズを通じて災害への学びが深められることが開成学区の大きな特徴です。
今後は地域の企業などと連携しながら、さらに具体的で実践的な訓練を実施していただきたいと思います。