芳泉学区全体の防災訓練と南公民館での防災事業パネル展を通して地域の住民の防災意識を高めると共に、リーダー研修を通して次世代の地域防災リーダーを育成していく。
2016年9月25日(日曜日)に、芳泉中学校等で行われた、芳泉小学校区自主防災会による「第4回芳泉学区防災訓練」にのっぷもおじゃましてきたよ。
簡易トイレづくり
午前9時から始まった防災訓練は、屋外では起震車体験、消火器使用体験、煙体験などが行われ、屋内では段ボール簡易トイレづくり、簡易紙スリッパづくりなどや防災についての講演会が行われました。
芳泉学区防災訓練の最大の特徴は、消防署の方や地域の役員の皆さんと一緒に、多くの芳泉中学校・芳泉高校の学生たちがボランティアで防災リーダーとして、参加者の指導や誘導にあたっている点です。
学生たちは簡易トイレづくり・非常食づくり・消火器訓練など、事前に各専門家から訓練を受け、自分たちで各ブースを受け持ち責任者として地域の皆さんを指導していました。
芳泉小学校区自主防災会の中村会長は「この訓練を経験した学生ボランティアが年々増えていき、将来地域の防災リーダーとなっていく事が、地道な防災訓練の最大の狙いです。」と語ってくれました。
次世代の防災リーダーが育っていくといいね。
事業の伴奏支援を行っているESD・市民協働推進センターより、この事業の特に注目すべき点や応援メッセージをご紹介します。
市内で最も人口の多い学区として、継続的に防災訓練に取り組まれています。特に本事業では次世代のリーダー育成、人材育成に力が注がれており、研修では中学生を含む80名の参加のもと、それぞれが主体的に考え、行動していたようです。
受動的、従属的になりがちな防災訓練ですが、芳泉学区ではこれまでに積み重ねてこられた訓練の効果が一人一人の住民の主体性として表れていることが感じられました。