実施団体
造山古墳蘇生会
実施学区
加茂小学校区
「造山古墳」のすばらしさや大切さを、学校の校外学習に協力する等して次世代を担うこども達に伝え、青少年の健全育成に力を注いでいます。
造山古墳を含め古代吉備の文化財が2018年に日本遺産へ登録されました。しかし、同年には西日本豪雨災害も発生したため、日本遺産登録地となったことが人々の中で風化しないよう、興味・関心を高めるための情報発信を行います。(新規事業 1年目)ガイド研修会で研鑽を積んだガイドが案内します
2018年に発足より10年目を迎えた「造山古墳蘇生会」は、前方後円墳としては全国第4位の規模を誇る造山古墳を活用し、次世代を担う子どもたちに地元を愛する心を醸成し、若者育成に力を注ぐ一方、歴史的価値の高いこの古墳群を加茂学区、ひいては岡山市のシンボルとして認知度を高めていく活動を続けています。具体的には、観光客や歴史授業で訪れる小学生のために説明をするボランティアガイドの活動と育成で、見学児童は年々増加し、今年は、53校、4,844名(内、ガイド案内は23校、2066名)が訪れました。蘇生会には造山古墳に訪れた児童たちからたくさんの「お礼のお手紙」が届いています。
地元の中学生に地域の歴史を伝えます
また、高松中学校の課外事業、地域協働学校では「高松歴史教室」のボランティア講師も務めました。学生の間では「今まで知らなかった地元の歴史を詳しく教えてもらい、とても勉強になりました。」と大変好評でした。
2018年12月には「日本遺産認定」をうけた記念シンポジウム「造山古墳と作山古墳を比較する」を高松公民館で開催したところ、200名を超す参加者があり、地域の方々も古代吉備を再認識し、より一層地域遺産の重要性を感じておられました。
「造山古墳蘇生会総会」の様子
2018年7月の豪雨災害によって、前方後円墳の一部が崩れてしまい、またこの地域内でも床上・床下浸水等、甚大な被害に見舞われ、活動も思い通りにならない時期もありました。しかし、2020年の「造山古墳ビジターセンター」(仮称)のオープン、「第4回造山古墳まつり」の企画準備に入っています。「造山古墳蘇生会」の定廣好和会長によると「10年目を迎えた蘇生会としては、いよいよ第二ステージにステップアップしていこうと思っています。」とのことでした。地域の財産である「造山古墳」を活用し、地域の財産となる「人」を育てる、蘇生会の活動にこれからも注目だね。BYのっぷ
添付ファイル
「造山古墳蘇生会」のこれまでの区づくり推進事業での活動はこちら!