第5回「おかやま協働のまちづくり賞」のインターネット投票は終了しました。
たくさんの投票ありがとうございました。千種学区で導入している乗合タクシー「モモタク」の運営資金を確保するため、毎月第4日曜日、万富公民館を会場にマルシェ万富を開催しています。
子どもたちにとって学校だけではなく、学校外で学ぶことのできる場が必要です。しかし、ひとり親、生活困窮、不登校など、学校外での学びの機会の少ない子どもがいます。2020年5月より、駄菓子をツールにした「駄菓子屋の学校-だがしアカデミー」を開催しています。「だがしアカデミー」では、運営に日本一のだがし売り場や高校生が参画、商店街で子どもたちが駄菓子屋を運営しながら、食品ロスを減らす食育・経営を通じた金銭教育を実践的・探究的に行います。
10円単位で買える駄菓子は、小さな子どものお小遣いで主体的に「食」を選択できる機会となります。また、賞味期限と食品ロスについて「駄菓子を提供する」立場で考えることができます。「地域の子どもたちは地域で育てる」という理念のもと、「産地牟佐」にこだわって、猟友会、漁師、子ども会、婦人部、シニアクラブ、JA女性部等との協働により、農産物被害対策として町内で駆除されたイノシシのジビエ料理(牟佐カレー)や皮革活用(レザークラフト教室)等を通して自然資源の大切さを学ぶ取り組みを続けてきました。
特に「食」は地域への理解を深める有効な媒体であると考えており、できるだけ多くの機会で、多様な食材を活用するように心がけています。前述のシシ肉カレーのほか、特産の黄ニラ、岡山パクチー、町内で捕獲したニホンミツバチの蜂蜜、旭川で取れた川ガニなど、地域の自然資源をおいしくいただいています。住民の減少や高齢化の中、下記の活動などを通して、山間部の各地域が抱える農業後継者問題や耕作放棄地問題の解決や、町内会活動の維持継続の方向を模索しながら日々活動をしています。
「きたながせスープ」は、「市民一人ひとりのチャレンジを重ねて合わせて煮込んでコトコト公園をつくる」ことをコンセプトに「操車場跡地にできる新公園を活用する市民の会」が岡山市と協働で実施しています。JR北長瀬駅に建設される新公園を「もっと市民が活用できる場にしたい」という想いをもった人たちが中心に公園活用に関するアンケート調査も行い、2017年8月に立ち上がった団体で、「きたながせスープ」ではマルシェや子どもの遊び場他、農園イベントとして春の野菜の植付け、秋のイモ掘りや旬の野菜収穫を行い、その場で中学生達が調理し振る舞い、参加者が食を通じて触れ合いながら、未来の公園を目指して夢の実践を行っています。
ふれあい夏まつりin竜之口実行委員会は、平成24年度岡山市区づくり推進事業の審査会に於いて、審査員より地域の特産品を活用した竜之口グルメに取組むよう提案を受けました。
栄養改善協議会・婦人会等が様々な提案の中から選んだのは、竜之口の特産物雄町米とピオーネでした。特に雄町米は酒米として全国に知られています。それら素材を活かしたグルメに挑戦することとし、さらに酒を活かす酒まんじゅうの取組に決まりました。あんこにするピオーネをジャムにするため苦心惨憺し、食育の栄養改善協議会の皆が試行錯誤した結果、レシピ完成までに約2年を費やし、ふれあい夏まつりin竜之口“食育サロン酒まんじゅう”の出店に「まだ食べられるけれど何らかの理由で販売されない食品」を岡山県内のスーパー等から無料で提供していただき、それを福祉施設や団体、こども食堂等に寄付するフードバンク活動を2018年3月から岡山県内全域で展開しています。主な配布先は約38か所の児童養護施設、福祉団体、こども食堂などであり、それらの施設・団体の協力を得て、食品や食材を困難な状況にある当事者に届けています。「食」を通じて、まだ見ぬ誰かが誰かを支えている、支えられている、という思いを抱けるよう、「無償の愛」で活動を継続しています。この積み重ねが、要支援者にとっての自立した「未来」につながることを信じて日々の活動に取り組んでいます。
630店以上もの飲食店があつまる西川緑道公園周辺(通称:西川エリア)を岡山県の代表的な飲食街と考え、「食」でまちの魅力を向上させることを目標に、2012年から計52回、屋外飲食イベント「満月BAR」を開催しています。
会場は、西川緑道公園。満月の夜にだけ公園がバーと化し、近隣の飲食店で調理した出来立ての料理と美味しいお酒を提供しています。運営するのは、20~30代の有志で集まった実行委員。学生から社会人といった様々なメンバーが所属しており、イベントの運営を通じて、若者のまちづくり参画のきっかけをつくる役割も担っています。食べることの大切さ・楽しさを体感でき、食に関する正しい知識と食習慣が身につくよう、地域で『たべる・たいせつ活動』を展開しています。幼稚園や小学校、放課後児童クラブ等では、食育のペープサートやゲームなどを行う、たべる・たいせつ応援隊サポーターによる「出前授業」を、また、コープフェスタでは、中国四国農政局や医療生協、県内の農業高校やJA全農おかやまと協働し、食への関心や食習慣の見直しにつながるお知らせや、地元農産物の紹介・販売などを行いました。さらに、自宅で食育を学べる、小学生対象の「夏休み自由研究プログラム」や、幅広い世代の健康につなげる「食習慣チェック」などを行っています。
子どもたちの給食は「グリーンコープ生協おかやま」が取り扱う安全な食材、「ワッカファーム」瀬戸内市邑久町が育てた自然栽培の野菜、瀬戸内の魚を扱う寄島の魚屋さんの魚を使って、食材の旨みを引き出す重ね煮(野菜を重ねて塩を振りほとんど水を足さずに煮る方法)で調理をしています。
栄養のバランス、色合い、盛り付け、量にも気を配り、子どもたちに体に優しいものを食べさせたい、自分の体を作る食、体が喜ぶ食に興味を持てるように日々給食を作っています。より良い未来へ向かうには、乳幼児期の食について多くの方と考え、保育園の給食のあり方を社会と共に模索していきたいと思います。「TABLE FOR TWO」は「二人のための食卓」と訳される。
食に関する課題解決のために世界各地で実践されている取組である。先進国では健康的なメニューを提供して、肥満や栄養バランスの偏り等の食に関する問題解決に取り組む。その健康的なメニューの料金には寄付金20円が含まれており、開発途上国の子どもたちの給食1食分となり、同時に飢餓問題の解決に寄与する。区づくり事業が始まった11年前、今までの夏祭り等と違ったイベントを継続的に実行しようという事で実行委員会で知恵を出し合い、秋の学習発表会にあわせ、地域の人の作品展示の文化祭と、子どもたちの米作り体験でとれた米をつかっての餅つき体験・おにぎり等収穫祭を兼ねたイベントで、子どもも地域住民も大いに楽しめている。運動場のテント村では、各町内会、各団体などで豚汁、うどん、焼き芋、焼きそば、おこわ、ぜんざい、たこやき等が好評です。展示会場の設営、テント村の設営等地域住民がみんなで協力して行い、少ない予算で、子どもたちに楽しい思い出づくりと協働の教育の一助ともなっています。