岡山市で引き取られる猫の80%以上(R1:82頭中69頭)は離乳していない幼齢猫である。岡山市が幼齢猫を養育することは出来ないため、全体の約7割の猫を市民有志が引き出しているが、譲渡に至るまでには相応の経験、時間、責任が求められるため、幼齢猫の総数に対して担い手が圧倒的に不足している。幼齢猫の命をつなぐ「ミルクボランティア」の養成とともにボランティアの継続を支える体制や譲渡のノウハウ構築が喫緊の課題となっている。
市民協働推進事業として事業を継続し、次々年度に一般施策
乳飲みの仔猫を一定レベルの育成経験、知識を兼ね備えたボランティアに託し、健康に育て、適正な飼い主に譲渡するため、ボランティアへの支援制度(技術、知識、物品)の一般施策化を目指す。また、定期的にボランティアの養成講習会及び情報交換会を開催することで、一定のレベルのボランティアの稼働数を確保することにより、安定的かつ持続性のある譲渡事業を構築する。