実施団体:石井十次に学ぶ会
実施学区:大宮学区
東区大宮学区は、岡山孤児院を創設した石井十次ゆかりの地です。
この地域でも、少子高齢化により人口減少が進み、現代社会の課題「他人への関心の薄まり」という側面も相まって地域の活力が弱まり、行事の遂行もままならない状況です。
石井十次が残した福祉の精神を学び、広めることにより、地域の人々同士が関心をもち互いに支え合う心を醸成することで、地域の活力の向上を目指します。(継続事業 2年目)
役員会の様子
令和2年6月24日(水曜日)に石井十次に学ぶ会の役員会が大宮コミュニティハウスにて行われました。
石井十次は、岡山孤児院を創設した明治期の慈善事業家で「児童福祉の父」と呼ばれています。ただ保護して助けるというのではなく『自立支援』をするという考えで施設を開設しました。
コロナ禍で集まることが難しい中でも、十次の教えた精神に共感し、なんとか前に進んで行こうとする役員の皆さんの強い想いから会議の開催となりました。
昨年作成した冊子がきっかけで学校との協働もどんどんと広がっており、岡山学芸館高等学校では授業の一環でSDGsのテーマとして取り上げられます。
大宮小学校の生徒と地域の方との交流をもっと増やしていきたいとの意見もありました。
会議は、コロナ対策で充分な換気と3密にも配慮していましたが、東森会長の熱い想いは『濃密』に伝わってきました!!
研修会の様子
藤田繁子さんによる紙芝居
令和2年10月28日(月曜日)に岡山市福祉交流プラザ山南で、津山市城下地区民生委員児童委員協議会14名の方達の研修会が行われました。
東森会長は「人が人を信じ助け合う精神、十次の教えとその存在を広めており、『繋がる』という事を目標に活動しています」と熱く皆さんに語られました。
そして、会員の藤田繁子さんの朗読の素敵な声と共に十次のエピソードの紙芝居を見ていただき、顧問の叶原土筆さんからは「支援とは相手の立場に立つこと」という活動の根底に流れる精神についてご講話をいただきました。
岡山孤児院発祥の地見学
研修会の締めは、岡山孤児院発祥の地(上阿知大師堂・診療所跡地)に移動して見学を行いました。
建物は建て替わっても大師堂の土間は当時のまま。叶原先生のお話のように
「ここに足を踏み入れた十次と同じ空気を吸っている」
のを感じて感動が胸に迫ってきます!!
大宮小学校の子供達
令和3年2月1日(月曜日)に、岡山孤児院発祥の地、上阿知大師堂まで大宮小学校の低学年14名と一緒に歩いてお参りしました。(1月30日は、十次の命日)
子ども達は、お大師堂で石井十次と初めて預かった前原定一との出会いの話しを聞きました。
定一が自分たちの先輩であることにも驚いていましたが、この大師堂がみんなにとって大切な遺産であることもよく理解したようです。
BY のっぷ
添付ファイル
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