実施団体
特定非営利活動法人城東台みんなの互助会
実施学区
東区 城東台学区
高齢夫婦のみや単身高齢者の増加が見込まれている地域であり、学区内の各町内会と共に実施したアンケート調査では、近隣による家事援助・安否確認・避難支援など、平時と非常時のさまざまな地域住民のニーズ、今後の暮らしに対する不安感などが明らかになりました。
その結果を踏まえて、家事・生活支援事業と専門家による相談支援事業を立ち上げて、地域における互助の仕組みづくりとして、まずは平時の関係づくりをすすめています。
これらの取組を通じて、地域で支え合うことのできる安心して住みやすい地域づくりを目指します。
令和3年4月25日(日曜日)に城東台コミュニティハウスで「地域で支え合う仕組みづくり」サポーター説明会が開かれました。
NPO法人城東台みんなの互助会と学区の各町内会で平成30年度に実施したアンケート調査では、約2700名の地域住民の声を集め、地域の課題をしっかりと把握されました。その上でNPO法人城東台みんなの互助会が事業を計画、入念に準備をされて説明会を迎えました。
この日集まった20名以上の方々には、電気工事の資格保持者など建築関係の経験者やITに通じた方がおられるなど、素晴らしい技術と経験をお持ちの人が大勢いらして、とても心強いです。
事務局の方からサポーター登録について説明の後、名札に入れる顔写真の撮影とサポーター登録申請書の記入をしていきました。
「生活支援サービス」と聞くと難しそうだけど、申請書の項目を見て「これなら私にもできるわ~」と笑顔で語るサポーターさんの元気なこと!どんな支え合い活動が生まれるかワクワクと期待が膨らみます!!
令和4年3月9日(木曜日)、特定非営利活動法人城東台みんなの互助会の事務局長の歴舎さんに「地域で支え合う仕組みづくり」の活動についてお話を伺いました。
城東台みんなの互助会では、今年度から「城東台ご近助くらぶ」という、登録サポーターが地域住民の家事・生活支援を行う支え合い活動をスタートしました。コロナ禍で活動しづらい中でもコツコツと活動されました。
運営を担うコーディネーターの立場としては、依頼者とサポーター双方の要望を丁寧に聞き、調整することを心掛けているそうです。想定以上に依頼内容が高度なケースであっても、しっかりとやり遂げるサポーターのことを信頼しておられます。依頼者の満足度は高く、リピートの依頼やサポーター指名もあるのだそうです。活動後は、サポーターさんへのねぎらいの言葉をかけることも大事にされています。
取材に同席くださったサポーターの方は、依頼者にとても喜ばれて、両隣のお家の方にも紹介された経験がありました。活動を認めてもらえたことを実感して嬉しい気持ちになったそうです。少しずつ、互いに助け合う地域として、つながりが広がっていく手ごたえを感じるね!
BY のっぷ
初年度におこなった「家事・生活支援事業」や「相談支援事業」は、想定どおりにならなかった部分もありましたし、認知度も充分とはいえません。一方で、コロナ禍により、日常の暮らしが内向きになっていることを踏まえ、「二つの支援事業」と「集う」を掛け合わせ、地域で「楽しく集う」きっかけを提供したいと考えています。
具体的には、ご家庭で不要になったモノを使ってくださる方につなぐ「もったいない市」などのバザールと、健康や生活に関する「暮らしのお気楽相談会」の同時開催をめざし、検討をはじめたところです。
今後とも、地域住民のニーズに沿った活動を進めていきたいと考えています。
「NPO法人城東台みんなの互助会」のこれまでの区づくり推進事業での活動はこちら!