助成事業では、「地域振興」という共通の目的の下、地域に向き合い、その土地固有の魅力を見出し、地域住民と地域に関わる人々と協働した活動を行う団体・個人を支援します。
活動においては、社会情勢の移り変わりやコミュニティの在り方の変化を捉え、その地域らしい未来を描くことで、様々な表現や手法が考えられます。これまでの通例にとらわれず、創造的で文化的な表現・活動を期待しています。
事業を通じて、知見やネットワークを共有し、相互に協力しあえる関係を形成することで、各地における活力のあふれる個性豊かな地域社会の実現に寄与できることを目指しています。
瀬戸内海地域振興助成では、瀬戸内海地域の地域文化振興とそれによる関係人口の増加、移住・定住支援を目的とします。
「住んでよし、訪れてよし」の地、瀬戸内海地方の農・海産物や食の開発、地域を味わうことのできる宿、歴史・民俗・風土を感じさせる行事や伝統の掘り起こし、自然環境や景観の保全などの活動に助成します。
アートによる地域振興助成では、現代アートのもつメッセージ性を軸としながら、地域住民や行政と協働し、その土地の独自性を生かした地域文化の振興に資する事業を助成対象としています。
日本国内におけるアートプロジェクトの立ち上げと継続的発展を目的として助成をしています。
以下のような観点を重視した助成金です。
岡山県瀬戸内市にある長島愛生園は1930年にハンセン病患者の隔離施設として開園した日本初の国立療養所です。
かつては2,000人いた入所者は134名、平均年齢86歳となり、入所者自身による「語り部活動」の存続が近い将来困難になります。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」はハンセン病の症状の一つの視覚障害を暗闇の中で体験するコンテンツで、歴史から人権や差別を考える場として、新しい視点を用いて来園者の増進と歴史の継承を図っていきます。
国頭地区に増えた空き家と耕作放棄地の解消に、地域固有の景観・町並み等の環境資源を活かしながら取り組むことで、地域の賑わいを維持向上させ、将来的に地域住民が一体となって、より良い暮らしのために行動できる地域を目指します。
空き家対策として、空き家を再生させた集いの場の運営と、移住定住促進のための相談対応拠点・体制づくりに取り組んでいます。
耕作放棄地対策として、体験観光農場の開設・整備の他、草の刈払いや雑木の伐採作業を通じた散策が可能な環境づくり、地域にあるトレッキングコースの維持管理などを行います。
公益財団法人 福武財団 助成部門
〒761-3110
香川県香川郡直島町2249-7
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