■事業の目的
岡山市南区の小串学区では、少子高齢化の影響により、住民同士の交流の減少や様々な生活の困難・不安が顕在化しつつあります。そこで、「若者の定住促進」、「買い物支援」、「防災」、「空き家対策」の4つを重点テーマに設定して事業を企画・実施しました。
■事業の内容
(1)若者の定住促進
地域の賑わいづくりを目的として、地元の農家や漁師をはじめ、様々なお店が出店される朝市「カモメ朝市」を実施しました。
回数 |
開催日 |
来場者 |
ブース数 |
---|---|---|---|
第1回カモメ朝市 |
令和3年11月21日 |
約1,000人 |
18 |
第2回カモメ朝市 |
令和4年4月17日 |
約2,100人 |
30 |
第3回カモメ朝市 |
令和4年11月20日 |
約2,300人 |
35 |
第4回カモメ朝市 |
令和5年3月19日 |
約2,500人 |
40 |
賑わう会場の様子(4月17日)
地元産の野菜の販売
海の近くならではの鮮魚の販売
(2)買い物支援
毎週火・土曜日に地区内の集会所でパンと豆腐の委託販売を実施しました。
(3)防災
10月23日に自衛隊・消防団による実演等を盛り込んだ地域防災訓練を実施しました。
(4)空き家対策
空き家利用希望者の誘致を進めています。
令和4年度事業では、「カモメ朝市」が多くのメディアからの注目を集め、市内全域に認知されるイベントになりました。令和5年度は「地域創生カモメproject」と事業名称を変え、さらに各取組を強力に推進していく予定です。
※「地域創生カモメProject体制図(作成:カモメProjectチーム)」をもとに作成。
「カモメ朝市」の成功により、小串地区の交流人口の増加、郷土愛の醸成など、様々な成果を確認できたのではないかと思われます。一方で地道ながら着実に買い物支援、空き家対策などの取組も進められており、こちらも今後の展開が楽しみです。新たな岡山市の「名物」となる可能性を秘めた「カモメ朝市」と小串学区の課題解決のための取組に引き続きご注目ください!